フランスではコーヒーやお茶と並んでハーブティーも人気で、古くから植物の力を活かしたハーブティーが愛飲されています。特に南仏のプロヴァンス地方では沢山のハーブが自生していて、まさにハーブ天国。
そんなフランス・プロヴァンス地方のフランス人に、つみたてハーブをつかったハーブティーづくりを教えてもらったので、紹介します。
フランスのハーブティー文化

フランスではコーヒーやお茶と並んでハーブティーも人気で、古くから植物の力を活かしたハーブティーが愛飲されています。飲み方は東洋でいう漢方薬のイメージにも近く、求めている効能に合わせて、ハーブティーを楽しみます。

例えば、「リラックスしたいときはラベンダーやカモミール」、「集中したいときにはローズマリー」など。お庭にハーブを植えてお料理やハーブティーに使ったり、ハーブの種類と効能をまとめた分厚い本が売られていたりと、ハーブの力が日常的に暮らしの中に取り入れられています。

特に南仏のプロヴァンス地方では沢山のハーブが自生しており、まさにハーブ天国。散歩していると、山や川岸、道端で色々なハーブを見つけることができます。現地の人はお庭や外でハーブをつんで、お料理やハーブティーなどで日常的にハーブを楽しんでいます。
ちなみに、「茶」は厳密には「茶の木」を原材料としたお茶のことを指しますが、フランス語ではそれを「thé(テ)」と言います。一方、茶の木ではない植物をつかったもの(ハーブティーなど)は「infusion(アンフュージョン)」や「tisane(ティザンヌ)」と区別して呼んでいます。
現地のスーパーに行くと、お茶(thé)の種類も豊富なのですが、ハーブティーなど(infusion/tisane)の種類もそれに負けないぐらい豊富。ハーブ単体の商品から、「デトックス」「リラックス」「消化」などの効能別にハーブをブレンドをした商品までバラエティに富んでいます。スーパーのプライベートブランドも、安価で豊富な種類の商品を出していておすすめです。フランスではオーガニック製品も豊富にあり、選ぶのに目移りしてしまうほどです。
ハーブ天国フランスでつみたてハーブティーづくり
ハーブ天国のプロヴァンス地方に住むフランス人に、フレッシュハーブティーの作り方を教わりました。お庭にあるつみたてハーブを使った贅沢なハーブティーです。
ハーブティーのブレンドについて
ハーブティーは、ひとつの植物だけを使っても良いですし、いろいろな種類の植物をブレンドして飲んでもOK。使うハーブやハーブの組み合わせ、入れるハーブの量は好みやその日の気分に応じて調整しましょう。ブレンド方法は無限大なので、あれこれ実験しながら、自分好みのブレンドを見つけるのも楽しいですね。
ハーブティーづくりにおすすめのハーブ
ハーブティーづくりにおすすめのハーブをいくつか紹介します。
ローズマリー

すっきりとした香りで集中力アップに効果的。抗酸化成分もたっぷり含むのでアンチエイジングにも。
レモンバーム

レモンのような香りですっきり飲みやすく、他のハーブにもあわせやすい。リラックス効果あり。
セージ

さわやかな香りが特徴。消化作用や抗菌作用、ホルモンバランスを整える効果など。
スペアミント

清涼感のあるミントの香り。普通のミントよりも穏やか。リフレッシュ、殺菌作用、消化を助ける効果など。
フランス流フレッシュハーブティーの作り方
お庭でハーブをつんで、実際にフレッシュハーブティーをつくってみました。つみたてハーブでつくったハーブティーは格別の美味しさです。
- STEP1お庭でハーブをつむ
今回は、ローズマリー、セージ、レモンバーム、スペアミントをつかってブレンドハーブティーにします。写真の量でマグカップ2杯分が目安です。
- STEP2つんだハーブを軽く洗う
水につけすぎると成分が出ていってしまうので注意。簡単に汚れを流す程度にしましょう。
- STEP3沸騰直前までお湯を沸かし、つみたてのハーブを入れる
沸騰直前の泡が立ってきたばかりのお湯をつかうのがポイントです。
- STEP4蓋をして、5分ほど抽出する
抽出時間は好みによって調整しましょう。置きすぎると苦みやえぐみがでることがあるので注意してください。
- ラベルカップに注いで出来上がり!
自分で摘んだハーブでいれたハーブティーは格別な美味しさです。ハーブが身近にある方はぜひぜひ試してみてください。
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