紅茶にビスケットを添えて楽しむティータイム。どこか温かみのある美味しさは、どんな贅沢にも負けない至福の時間ですよね。
紅茶大国イギリスの人気紅茶ブランド「Yorkshire tea(ヨークシャーティー)」から発売されているビスケットティーは、そんな永遠のベスト・ペアリングが一度に楽しめるフレーバーティー。「まるで紅茶にビスケットを浸して食べているみたい」と人気を集めています。
この記事では、黄色い箱の「ビスケットブリュー」と、茶色い箱の「キャラメルビスケットブリュー」の2種類のビスケットティーを飲み比べ!香りと味わいの違いやおすすめの飲み方を徹底検証していきます。
Yorkshire tea(ヨークシャーティー)とは?
まずはブランドについて簡単におさらいしましょう。
Yorkshire tea(ヨークシャーティー)は、イギリス王室御用達の老舗紅茶ブランド「Taylors of Harrogate(テイラーズ オブ ハロゲイト)」が発売する、カジュアルラインの紅茶。イギリス家庭の定番紅茶の一つで、イギリスのスーパーで広く販売されています。
紅茶をミルクティーで楽しむことの多いイギリスらしく、濃厚でコクのある味わいが特徴です。

2つのビスケットティー|「ビスケット」と「キャラメルビスケット」
2025年11月現在、ヨークシャーティーのビスケットフレーバーティーは2種類あります。
● Yorkshire Tea Biscuit Brew(ビスケットブリュー):黄色いパッケージが目印。ビスケットと紅茶の組み合わせを表現した第一弾商品です。
● Yorkshire Tea Caramelised Biscuit Brew(キャラメルビスケットブリュー):茶色のパッケージが目印。キャラメルビスケットをイメージした第二弾商品です。
それぞれの特徴を早見表にまとめてみました。
| Biscuit Brew (ビスケットブリュー) | Caramelised Biscuit Brew (キャラメルビスケットブリュー) | |
|---|---|---|
| パッケージ | 黄色 | 茶色 |
| 内容量 | 112g | 112g |
| 味のイメージ | 甘く素朴なビスケット | 甘く香ばしいキャラメルビスケット |
| 原材料 | 紅茶、天然香料 | 紅茶、天然香料 |
2つのビスケットティーを徹底比較!
それでは、2種類のビスケットティーを飲み比べしていきます。購入したのは、どちらも40袋入りのティーバッグ(個包装なし・タグなし)です。
パッケージの比較

パッケージは2種類とも紙箱で、中のアルミ袋にティーバッグが入っています。通常のヨークシャーティーだと箱の中にそのままティーバッグが入っていますが、より保存性が高い仕様です。
ティーバッグは2つにつながった四角型のティーバッグで、手で1つに切り離して使います。日本では麦茶などでよく目にするタイプですね。
茶葉の比較

今回は徹底比較ということで、ティーバッグを開けて中の茶葉も確認してみました。どちらも茶葉の量は約3gです。
ビスケットブリュー:茶褐色の茶葉の中に、細い円筒状の白い粒が混ぜられています。試しに粒を一つなめてみると、甘く香ばしいビスケットの風味がしっかり。これがフレーバーの元になっていることがよくわかります。
キャラメルビスケットブリュー:茶褐色の茶葉の中に、小石のような不揃いな白い粒が混ぜられています。粒子をなめてみると、カラメルのほろ苦さを感じる、独特な風味がします。
2つのビスケットティーを飲み比べ!
それでは、いよいよ飲み比べです。イギリスでは紅茶をミルクティーで楽しむことが多いので、ストレートとミルクティーどちらも検証します。
抽出方法
抽出時間は、パッケージの推奨抽出時間(どちらも4-5分)を使用。イギリスのこの手のティーブランドは濃い目に出るので、湯量は多めに約300ml(一般的なティーカップ約2杯分/大きめのマグカップ1杯分)で淹れました。
ストレートティーでの比較

まずはストレートティーから。
水色(すいしょく)は、どちらもコーヒーのような深い茶色。「キャラメルビスケットブリュー」の方が、若干明るめに感じます。
ビスケットブリュー:甘く素朴な香ばしさのあるビスケットの香りがしっかり感じられ、コク深い味わいが印象的。ストレートでも飲めますが、香りもコクもしっかりしているので、ミルクティーへの期待が高まります。
キャラメルビスケットブリュー:スペキュロスクッキーのような香りがほんのり感じられますが、それよりも独特の「焦げ感」や苦みのような風味が気になります。個人的には少し癖が強く、好みが分かれる味わいだと感じました。
ミルクティーでの比較

次は本命のミルクティーでいただきます。
水色(すいしょく)は、やはりキャラメルビスケットがやや明るめです。
ビスケットブリュー:ビスケットの甘い香りとミルクの甘み、紅茶の濃厚なコクと風味が楽しめ、本当にビスケットと紅茶をいただいているような味わい!砂糖を入れなくても甘みとまったりとした味わいが広がり、満足感があります。温かみのある、ほっと一息つけるような美味しさです。
キャラメルビスケットブリュー:ストレートで飲んだ時に感じた独特な香りも、ミルクと合わせるとほんのりキャラメルを感じる風味に。「ビスケットブリュー」よりもほろ苦さを感じるような、少し大人っぽい味わいに感じました。
【結論】どっちが美味しい?タイプ別おすすめ紅茶

ヨークシャーティーの2つのビスケットティーは、しっかりとした香りと、ヨークシャーティーならではのコク深さが印象的な紅茶。どちらもミルクティーにするとより美味しく、ちょっと疲れた時や甘いものが欲しい時、寒い季節にほっと一息つきたい時などに飲みたい、満足感のある一杯でした。ビスケットやショートブレッドなどとの相性も抜群ですよ。
2つの中では、個人的には「ビスケットブリュー」の方が圧倒的に好み。素朴なビスケットの香りとミルク、紅茶の深いコクの相性が抜群で、甘い香りのデザート系フレーバーティーが好きな方にはぜひおすすめしたい味わいでした。
「結局どれを選べばいいの?」という方のために、タイプ別におすすめ紅茶をまとめます。
● 「素朴で甘いビスケットの香りのミルクティーが飲みたい!」
→ 「ビスケットブリュー」がおすすめ
● 「ほんのりビターなキャラメルの香りのミルクティーを飲んでみたい!」
→ 「キャラメルビスケットブリュー」がおすすめ
ヨークシャーティーはどこで買える?
ヨークシャーティーの2つのビスケットティーは、イギリス国内の大きめのスーパー等で購入できます。2025年8月時点で価格は£2.5(500円ほど)と手頃な価格で、イギリス土産にもぴったりです。
日本で見かけることは少ないですが、成城石井などの一部高級スーパーや、デパートの催事(英国展など)、Amazonや楽天などのオンラインショップで取り扱いがある場合があります。オンラインショップは入荷状況などによって品揃えや価格が異なるので、よく確認して選んでくださいね。
オンラインショップで「ヨークシャーティー」を探す
Amazonで「yorkshire tea」を探すまとめ
今回は、「ヨークシャーティー」から発売されている2種類のビスケットティーの飲み比べレポをお届けしました。
さすが人気のヨークシャーティーというだけあり、深いコクの紅茶はミルクティーにぴったり。特に「ビスケットブリュー」はほっとするような甘い香りで、疲れた時や寒い季節に、癒しを届けてくれるような一杯でした。
この記事が、お気に入りの紅茶探しの参考になれば幸いです。
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