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【体験レポ】東京から日帰りOK!狭山茶の宮野園で茶摘み&手作り茶体験@埼玉県狭山市

イベント・特集

「夏も近づく八十八夜〜♪」

この歌を耳にするたび、いつかやってみたいと思っていた茶摘み。

気軽にはできないものと思っていましたが、調べてみるとなんと東京から1時間ほど、しかも日本三大銘茶のひとつである狭山茶の産地で、誰でも茶摘み体験できるとのこと。

これは行くしかない!と、5月の新茶の季節に伺ってきました。

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「味の狭山茶」の宮野園

今回訪れたのは、埼玉県狭山市にある宮野園さん。日本三大銘茶のひとつで「味の狭山茶」としても知られる、狭山茶の茶摘み体験ができます。

茶摘み体験といっても、ただ茶葉を摘んで終わりではありません。お茶づくりを知り尽くしたプロによる茶摘みレクチャーから始まり、茶摘みを体験し、摘んだ茶葉は自分で手作り茶に仕上げるという、至れり尽くせりのプログラムです。しかも、体験の最後には揚げたてのお茶の葉の天ぷらの試食も!

テレビにも多数取り上げられている宮野園さんは、公共交通機関でのアクセスが良いとは言えない立地ですが、体験希望者で大盛況。お茶の美味しさはもちろん、お茶の知識も、お人柄とホスピタリティも素晴らしく、人気の理由も納得のお茶屋さんです。

「味の狭山茶」の宮野園

住所:〒350-1315 埼玉県狭山市北入曽25-2

アクセス:西武新宿線狭山市駅からバス+徒歩で約30分/西武新宿線入曽駅から徒歩約30分

宮野園公式ウェブサイト
※体験予約は公式ウェブサイトから可能です。

【体験レポ】宮野園の茶摘み&手作り茶体験

宮野園さんで茶摘み体験ができるのは、例年5月上旬〜11月上旬ごろ。

体験は完全予約制なので、事前に公式ウェブサイトから予約状況を確認し、問い合わせ・予約をしましょう。特に、新茶の季節である5月の土日は予約でいっぱいになることが多いそうなので、早めに予約することをおすすめします。

雨天の場合は体験が中止になることがありますが、その場合には事前に連絡が入ります。

茶摘み体験の概要
  • 開始時間:基本的には午前と午後の2部制
    ・10:00〜
    ・14:00〜
  • 体験時間:1時間半ほど
  • 参加費:1,000円
  • 茶摘み衣装レンタル代:500円(希望者のみ)
  • 茶摘みができる時期:5月上旬〜11月上旬ごろ

※2023年5月訪問時の情報です。最新情報は宮野園公式ウェブサイトで確認してください。

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いざ!茶摘み&手作り茶体験へ

茶摘み&手作り茶体験の流れ
  • Step1
    受付と準備

  • Step2
    茶摘みレクチャー
  • Step3
    茶畑でのんびりお茶摘み
  • Step4
    簡単手作り茶体験
  • Step5
    お茶の葉の天ぷら試食

ここからは、実際の体験の流れをステップごとに詳しくご紹介します!

Step1:受付と準備

まず、予約時間までに宮野園の茶園へ集合。

「宮野園」の看板を目印に、茶畑に囲まれた小道を進むと、奥に店舗が見えてきます。お店の横には体験エリアが用意されていて、「狭山茶 お茶つみ体験」という可愛い看板が迎えてくれました。

お店の方に予約名を伝えると、席に案内していただけます。私が伺ったのは5月の日曜日。約20名の参加者で大盛況でした。

ちなみに体験エリアでは、緑茶とほうじ茶がセルフサービスでいただけるようになっています。お茶屋さんのお茶をいただきながら体験できるなんて、嬉しい心遣いです!

お茶をいただきながら受付を済ませ、いよいよ体験スタートです。

茶摘み衣装をレンタルした方はまず着付けタイム。お店の方が手伝ってくれるので、初めてでも心配いりません。

Step2:茶摘みレクチャー

準備が整ったら、いよいよ茶畑へ!

最初に、「宮野園」の宮野さんから茶摘みのレクチャーがあります。どのような品種のお茶が育てられているのか、どのようにお茶を摘んだら良いのかなど、楽しく丁寧に教えてくださいました。

今回の茶摘みは、新茶の季節ならではの「一芯二葉」で摘んでいきます。

「一芯二葉」は、新芽が出たばかりの、伸びた芽の先端にある、芯芽(一芯)とそのすぐ下の若い葉2枚(二葉)の部分だけを摘む、贅沢な方法です。葉が生まれたばかりで紫外線をあまり浴びていないため、葉の中の旨み成分が苦味成分のカテキンに変化しておらず、甘く柔らかい茶葉がとれます。

それより下の茶葉は硬く苦味が増しますが、その分カテキンも豊富で栄養満点。葉も大きく育っているので、収穫量も増えます。

甘みが強い、苦みが強いなどそれぞれ特徴がありますが、一概にどれが良いということではなく、それぞれの特徴が活かされたお茶づくりがされているそうです。

Step3:茶畑でのんびりお茶摘み

レクチャーが終わると、いよいよ待ちに待った茶摘みタイムです。最初はどの茶葉を摘んだら良いのか少し戸惑いますが、「芯の部分を目印にするといいよ」とアドバイスしてくれました。コツをつかむとさらに楽しく、ポキッポキッと摘んでいく感覚が気持ちいい!20分ほどありましたが、楽しくてあっという間の茶摘み時間でした。

写真は、私がこの日摘んだ茶葉。

摘んだ茶葉はこの後の手作り茶体験にそのまま使います。余った分は持ち帰りができるので、帰ってからもお茶づくりをしたり、茶葉をつかった料理をしたりと楽しめますよ。

隣で体験していたマダムグループのかごを見ると、皆さんカゴ一杯に茶葉を摘んでいて、その手際の良さにびっくり!

茶摘みが終わると、宮野さんがグループごとに記念撮影をしてくださいました。茶畑の中で綺麗にうつるように上からカメラを構えてくれたり、ポーズを指定してくれたりと、写真撮影までプロ級の宮野さん。写真を撮ってくださるだけでも有り難いのに、最高の思い出を残そうとしてくれるその心遣いに、感動しきりでした。

ちなみに、この日は曇り空で過ごしやすかったですが、晴れて日差しが強い日は、帽子など日よけ対策をしていくことをおすすめします。

Step4:簡単手作り茶体験

茶摘みが終わったら、今度は手作り茶体験です。

手を使ってつくるので、まずは念入りに手を洗います。(何かの匂いが残ったままだと、その匂いがお茶にうつってしまうので注意!)

茶葉を軽くひとつかみしたら、ボールに入れて水洗い。

それをビニール袋に入れふわっと口をしめ、電子レンジで1分加熱します。加熱するとふわっとお茶の良い香りが広がり、期待が膨らみます。

加熱した茶葉をボールに入れ、茶葉が冷たくなるまで手で揉み、また電子レンジで1分。

取り出したら手で揉んで、電子レンジでまた1分。これを、茎がポキッと折れるぐらい乾燥するまで続けていきます。

揉み方によって、味や風味が変わるので、その人の個性が出たお茶になるそうですよ。

手で揉んで、レンジで1分加熱して、を繰り返すと…

手作り茶が完成!

自分だけのオリジナル緑茶です。

出来上がったお茶は専用のアルミパックに入れて持ち帰ることができます。摘んだ生の茶葉も紙袋に入れてお持ち帰りできるので、家で改めてお茶づくりに挑戦したり、お料理につかったりと、帰宅後もお茶三昧できますよ。

ちなみに、生の茶葉をそのまま煮出してお茶を淹れても美味しいそうで、なんでも昔はこの方法でお茶を淹れていたのだとか。気になったので、帰宅後に試してみました。(参考記事:生の茶葉でお茶を淹れてみた

生の茶葉でお茶を淹れてみた
茶摘みに行って摘みたての茶葉が手に入ったので、生の茶葉でお茶を淹れてみました。なんでも、昔はこの方法でお茶を入れていたと...

Step5:お茶の葉の天ぷらの試食

プログラムの最後に、宮野さんがお茶の葉の天ぷらを揚げて試食させてくださいました。付け塩は煎茶塩。これがまたお茶の葉の天ぷらによく合います。

セルフサービスのお茶と一緒に、揚げたての天ぷらをいただく時間は、まさに至福のひととき。

煎茶塩は煎茶に塩を混ぜるだけだそうなので、お家でも簡単にできます。他にも、ジェノベーゼならぬお茶ベーゼ、お茶の混ぜご飯など、お茶屋さんならではの料理のアイデアも教えていただきました。

帰り際には、ショップでのお買い物に使える「消費税サービスクーポン」のプレゼントもあり、それを使ってお土産を購入することも可能。

至れり尽くせりの大満足の体験プログラムでした!

まとめ

今回初めて茶摘み体験に伺いましたが、茶摘みから手作り茶体験、茶葉の天ぷらの試食まで、大満足のプログラムでした。帰宅後にいただく自分で摘んだお茶は、格別の美味しさ。宮野園さんのホスピタリティ、体験の楽しさ、お茶三昧の嬉しさで、心まで満たされるような時間でした。

宮野園さんでは、茶摘み体験の他にも、紅茶づくり体験、組茶体験、手もみ茶づくり体験など、さまざまなお茶体験ができます。気になる方はぜひ足を運んで、お茶の世界に浸ってみてはいかがでしょうか。

また、茶摘み体験は狭山の他の茶園をはじめ、全国の他の茶産地でもできます。色々な場所で体験して、産地や茶園ごと違いを発見するのも楽しそうですね。

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