英国王室御用達の老舗高級百貨店、Fortnum & Mason(フォートナム & メイソン)。高品質な商品と一流のサービスで愛され、ロンドンのピカデリー本店は地元客や観光客でいつも賑わっています。紅茶はお店の看板商品のひとつで、イギリス土産としても大人気。洗練されたパッケージと高品質の茶葉は、多くの紅茶愛好家からも支持されています。
今回は、念願叶ってロンドンのフォートナム&メイソン本店を訪問。お店の基本情報やフロアガイド、ティーコーナーでのお買い物の様子、実際に購入した商品まで、詳しくご紹介します!
フォートナム&メイソンとは?

Fortnum & Mason(フォートナム & メイソン)は、1707年イギリス・ロンドン創業の老舗高級百貨店。
店名は、創業者のウィリアム・フォートナム(William Fortnum)氏とヒュー・メイソン(Hugh Mason)氏の名字に由来しています。
イギリス王室御用達ブランドとしても知られ、その品質はお墨付き。厳選されたグルメ食品や美しいテーブルウェアなどが揃い、イギリス土産としても絶大な人気を誇ります。
▼フォートナム&メイソンの歴史・店舗情報・おすすめ商品は、以下の記事でまとめています▼

フォートナム&メイソン・ピカデリー本店の基本情報
アクセス
フォートナム&メイソンの本店があるのは、ロンドンの繁華街、ピカデリー。ロンドン中心地にあり、観光中にも立ち寄りやすい立地です。
フォートナム&メイソン ピカデリー本店
(※2025年10月調査時点。詳細・最新情報は公式サイトをご確認ください。)
● 住所:181 Piccadilly, St. James’s, London W1A 1ER
● 営業時間 :
月 – 土 10.00am – 8.00pm
日* 12.00pm – 6.00pm(*11.30am–12pmは店内閲覧のみOK)
本店は、建物自体も見どころの一つ!

フォートナム&メイソン本店は、お買い物だけでなく建物自体も見どころの一つ。訪問時は夏でしたので、アイスクリームデコレーションが楽しめました!季節に合わせて飾り付けが変わる、ショーウィンドウにも注目です。
建物正面のカラクリ時計からは、毎正時に創業者のフォートナム氏&メイソン氏が登場!音楽とともに、時間を知らせてくれますよ。
側面玄関では、創業者2人の像がお出迎え。キャンドルを持って凛々しく立つ姿が、なんとも素敵ですよね。フォートナム氏がアン女王の宮廷に仕えていた際、余った蝋燭を売って創業資金を貯めたという、フォートナム&メイソンの創業の歴史を思い起こさせます。
各フロアの概要

フォートナム&メイソン本店は地下1階から地上5階におよぶ高級デパートで、ショッピングはもちろん、食事やお茶も楽しめます。
細部までこだわりを感じる美しい店内は、並んでいる商品から装飾に至るまで、見どころが盛り沢山!以下では簡単に、各フロアの概要をご紹介します。(※詳細・最新情報は、公式サイトをご確認ください。)
【訪問レポ】フォートナム&メイソン本店で紅茶のお買い物!
今回お店を訪れたのは、2025年8月の平日、午前中。平日夜にも伺ったのですが、地上階が大混雑でしたので出直しました。平日の午前中はお客さんもそこまで多くないので、落ち着いて見たい方にはおすすめです。
以下では、地上階(日本式1F)での紅茶ショッピングの様子をレポートします!
ティーコーナー

地上階で大きく商品展開をしているのが、看板商品の紅茶(ティー全般)の数々。
美しい缶に入ったリーフティーや、気軽にお茶が淹れられるティーバッグ商品(封筒型、三角テトラ型)の他、色々な味が楽しめるギフトセットや、美しいティーグッズも販売されています。ロイヤルブレンドなどの一部の人気銘柄は日本未入荷の限定デザイン缶でも展開され、お土産にもぴったりです。
量り売りで茶葉を購入!

地上階の入り口近くには、専門のスタッフがいる「ティーカウンター」があり、茶葉を量り売りで購入できます。
カウンターには茶葉のメニュー表(上記写真・左上を参照)が置いてあり、種類はオリジナルブレンドから世界各地の茶園別の茶葉まで様々。価格は100g当たり約£6~(訪問時のレートで約1,200円~)と、良心的な価格設定なのも嬉しいポイントです。
スタッフの方に確認したところ、「以前は最小購入単位がありましたが、現在は何グラムからでも購入可能」とのこと(※訪問時)。気になる茶葉を少量からでも試せるのはとても有難いですね。

さらに、ティーカウンターでは、自分だけのオリジナルブレンドを作れるサービスも!店員さんにアドバイスをいただきながら、茶葉のタイプや香り、香りの強さ、追加する花びらを選び、最後に自分でブレンドに名前を付けて完成です。きっとロンドン旅行の特別な思い出になりますね。
コーヒーやお菓子、ジャムなども充実の品揃え!

地上階には、紅茶のお供に欠かせないビスケットやチョコレートなどのお菓子も豊富に揃います。茶葉を使ったチョコレートや、茶葉やクロテッドクリームを使ったビスケットなど、オリジナリティを感じるフレーバーも沢山!コーヒーやココア、蜂蜜、ジャムなども種類豊富で、あれもこれも欲しくなってしまうほど魅力的な商品が展開されています。
パッケージも素敵なので、特別なお土産として喜ばれるでしょう。
購入品紹介&レビュー

今回は紅茶のお買い物に集中して、限定デザインのリーフティー缶2種、アッサムのリーフティー缶、そして量り売りの茶葉3種を購入しました。
| 銘柄名 | 商品タイプ | 内容量 | 価格(参考) |
|---|---|---|---|
| Royal Blend(ロイヤルブレンド) | Loose Leaf Decorative Caddy(限定デザイン缶) | 125g | £10.95(約2,200円) |
| Victoria Grey(ビクトリアグレイ) | Loose Leaf Decorative Caddy(限定デザイン缶) | 125g | £10.95(約2,200円) |
| Assam TGFOP(アッサム TGFOP) | Loose Leaf Tin(リーフティー缶) | 125g | £10.95(約2,200円) |
| Countess Grey(カウンテスグレイ) | 量り売り | 50g | £3(約600円) |
| Queen Anne Blend(クイーンアンブレンド) | 量り売り | 50g | £3(約600円) |
| Rose Pouchong(ローズプーチョン) | 量り売り | 20g | £2.7(約540円) |
すべてレビューすると長くなってしまうため、以下では代表的な2種類を厳選してご紹介します。
Royal Blend(ロイヤルブレンド)
1902年、イギリス国王エドワード七世のために作られた、フォートナム & メイソンを代表する銘柄。インドのアッサムとスリランカのロー・グロウン・ティーがブレンドされています。
モルティ―で芳しい紅茶の香りとまったりとしたコク、そして蜜感のある甘みが印象的な紅茶で、人気の理由も納得な美味しさ。まろやかで飲みやすいですが、深いコクと良質な渋みも楽しめて飲みごたえがあり、紅茶の良いところを存分に味わえます。ストレートでもミルクでも美味しくいただける、万能ブレンドです。
Countess Grey(カウンテスグレイ)

「カウンテスグレイ」は、フォートナム & メイソンの隠れた人気商品。英語では、「アールグレイ」はグレイ伯爵、「カウンテスグレイ」はグレイ伯爵夫人を意味しますので、「アールグレイ」の女性版とも言えますね。
定番のアールグレイに使われるベルガモットの香りに、淡いオレンジの香りも加えられているのが特徴で、華やかで酸味のある香りが口の中にふわーっと広がり、余韻まで美味しさに浸れます。中国とスリランカの紅茶をベースにしており、味わいはほのかな甘みがあり、優しくまろやか。朝の一杯にも、午後の気分転換にもぴったりな、爽やかで柔らかい気持ちになれそうな紅茶です。
フォートナム&メイソンは日本でも買える?
一度口にしてファンになってしまう人が続出の、フォートナム&メイソンの紅茶。帰国後にあの味が恋しくなったり、なかなかイギリスには出向けなくても、代表的な商品は日本でも購入できます。
日本の店舗情報
日本では、洋菓子店ユーハイムが正規代理店として、全国の百貨店にコンセプトショップを展開しています。(※店舗の詳細や最新情報は、フォートナム & メイソン公式サイト(日本)をご確認ください。)
オンラインショップ
フォートナム&メイソンの商品は、公式オンラインストアの他、楽天やAmazonなどのオンラインショップでも購入可能です。
まとめ
今回は、フォートナム&メイソン・ピカデリー本店の訪問レポをお届けしました。
高品質でオリジナリティ溢れる商品、美しいパッケージや装飾、歴史と伝統を感じる建物、そして心地よいサービス。地元客から観光客まで、世界中の人々を魅了し続ける理由が詰まった、素晴らしい空間でした。
ロンドン市内にはSt. Pancras駅などにも支店がありますが、圧巻の品揃えと、建物や装飾も含めた特別な体験は、やはり本店ならでは。ロンドンを訪れる際には、お時間が許す限り、ぜひピカデリー本店に足を運ばれることをおすすめします!
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