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【徹底比較】ヨークシャーティー・テトリー・PGティップスを飲み比べ!イギリス家庭の定番紅茶3種の違いは?

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イギリスのスーパーでお馴染みの紅茶ブランド、「Yorkshire Tea(ヨークシャーティー)」、「Tetley(テトリー)」、「PG Tips(PGティップス)」。どれも大容量で手頃な価格で販売され、その美味しさと手軽さで長年イギリス家庭で愛されてきました。どれも人気のブランドですが、それぞれどんな違いがあるのか、気になった方も多いのではないでしょうか?

この記事では、イギリス家庭で長年愛されてきた、3つの紅茶ブランドを実際に飲み比べ!その違いを徹底レビューしていきます。

3つの紅茶ブランドの違い

3つの紅茶ブランドの特徴|比較早見表

まずは3つの紅茶ブランドの大まかな違いを早見表にまとめてみました。次のセクションで、レビューとともにさらに詳しくみていきますね。

ヨークシャーティーテトリーPGティップス
ティーバッグ四角型(紐なし)ラウンド型(紐なし)四角型(紐なし)
特徴ミルクに負けないコクと香りマイルドで優しい味わい短時間でしっかり濃厚
こんな方におすすめ!王道ミルクティーが飲みたい方ゴクゴク飲める、優しいミルクティーが飲みたい方忙しい中でもぱぱっとミルクティーが飲みたい方

3つの紅茶ブランドの概要

飲み比べの前に、3つの紅茶ブランド(ヨークシャーティー、テトリー、PGティップス)の概要もおさらいしておきましょう。

共通点は、どれもイギリス家庭の定番紅茶で、イギリスのスーパーで広く販売されていること。紅茶をミルクティーで楽しむことの多いイギリスらしく、ミルクティーを美味しく飲めるブレンドが中心です。各ブランドからは、基本となるベーシックな紅茶のほか、より贅沢な風味が楽しめる高級ラインやデカフェ、フレーバーティーなども発売されています。

Yorkshire tea(ヨークシャーティー)

牧歌的な風景が広がるパッケージが素敵な「ヨークシャーティー」。イギリス王室御用達の老舗紅茶ブランド「Taylors of Harrogate(テイラーズ オブ ハロゲイト)」が発売する、カジュアルラインの紅茶です。濃厚でコクのある味わいと芳しい香りが特徴です。

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Tetley(テトリー)

青いパッケージとラウンド型ティーバッグが特徴の「テトリー」。味わいも、丸みを感じるような、まろやかさがあるのが特徴です。イギリスで初めてティーバッグを発売したブランドとしても知られています。

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PG Tips(PGティップス)

赤と緑のポップなロゴが印象的な「PGティップス」。1869年創業のティーブランド「ブルックボンド」から発売された紅茶ブランドです。短い抽出時間でも濃い紅茶が出るので、忙しい毎日でも手軽にミルクティーが楽しめます。

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ヨークシャーティー・テトリー・PGティップスを徹底比較!

今回は、定番のベーシックを使って飲み比べをします。購入したのはすべて40袋入りのティーバッグタイプ(個包装なし・タグなし)です。

パッケージの比較

左から、ヨークシャティー、テトリー、PGティップス

パッケージは3種類とも紙箱で、ヨークシャティーのみ薄いプラスチックフィルムで覆われていました。開封すると、ヨークシャティーとPGティップスは2個つながった四角型のティーバッグが、テトリーは丸型のティーバッグが紙箱に直接、たっぷり入っています。紙箱なので保存性は高くありませんが、アルミ保存パックなどに詰め替えるとより長く品質を保持できるでしょう。

ティーバッグ&茶葉の比較

左から、ヨークシャティー、テトリー、PGティップス

前述したとおり、購入したのはタグなし・個包装無しのティーバッグ。2つにつながっているティーバッグは、手で1つに切り離して使います。

今回は徹底比較ということで、ティーバッグを開けて中の茶葉も確認してみました。

ヨークシャーティーテトリーPGティップス
ティーバッグの形四角型(2個連結)丸形四角型(2個連結)
茶葉の量(ティーバッグ1個当たり)約3g約3g約3g
推奨抽出時間4-5分2-3分1-2分
茶葉の色茶褐色茶褐色より黒味がかった茶色

まず、茶葉の量はどれも約3g。

ヨークシャティーやテトリーの茶葉は茶褐色ですが、PGティップスの茶葉はより黒みがかった茶色をしていることが分かります。

どのブランドも細かい茶葉が使われていますが、粒の粒子はPGティップスがより細かい印象を受けます。この違いは各ブランドの推奨抽出時間にも表れていて、ヨークシャティーは4-5分、テトリーは2-3分に対して、PGティップスは1-2分。茶葉の形状を細かくすることで、短い時間で紅茶が抽出できるようになっているようです。

ヨークシャーティー・テトリー・PGティップスを飲み比べ!

それでは、いよいよ飲み比べです。イギリスでは紅茶をミルクティーで楽しむことが多いので、ストレートとミルクティーどちらも飲み比べてみます。

抽出方法

抽出時間は、各紅茶のパッケージに書かれていた推奨抽出時間(ヨークシャティーは4-5分、テトリーは2-3分、PGティップスは1-2分)を使用しました。イギリスのこの手のティーブランドは濃い目に出るので、湯量は多めに約300ml(一般的なティーカップ約2杯分)で淹れました。

ストレートティー

抽出時間の長い順に左から、ヨークシャティー(4-5分)、テトリー(2-3分)、PGティップス(1-2分)

紅茶本来の味わいを確認するため、まずはストレートでいただきます。

水色(すいしょく)は、どれも綺麗な茶褐色。大きな違いはありませんが、ヨークシャーティーが若干明るめに見えます。

次は味わいについて。

まずヨークシャーティー(写真左)は、はっきりとした、目が覚めるような味わい。濃厚なコクと芳醇な紅茶の風味、ほどよい渋みが感じられ、正統派紅茶という印象を受けます。

テトリー(写真中央)は、甘みがあってまろやかな味わい。香りは弱いですが、飲むと芳醇な紅茶の香りがほんのり広がります。コクがありつつも、すっきり飲みやすい、透明感のあるような印象も受けました。

PGティップス(写真右)は、3つの中で一番短い抽出時間でしたが、味はしっかり。紅茶の香りは3つの中で一番弱いですが、口に含むと香りがほんのり広がり、ほどよいコクと渋みを感じ、全体的にどっしりとした飲みごたえがあります。個人的にはストレートで飲むにはパンチが強すぎに感じました。

ミルクティー

次はミルクティーでいただきます。

水色(すいしょく)は、テトリーがやや明るめな印象です。

次は味わいについて。

まずヨークシャーティー(写真左)は、ミルクティーにすると絶品。紅茶の芳醇な風味がミルクに負けずに広がり、コク深く、後味までミルクティーの美味しさがじんわりと残ります。理想的でバランスの良い、王道ミルクティーという印象を受けました。

テトリー(写真中央)は、甘く優しい、まったりとした味わいが印象的。少しあっさりめなので物足りなく感じる方もいるかもしれませんが、やさしい味わいを求めている方におすすめです。あっさり優しい味わいなので、ゴクゴク飲めますよ。

PGティップス(写真右)は、しっかりとしたコクとほんのり広がる紅茶の風味が感じられる、正統派ミルクティーに。飲み口はすっきりしているので、トーストや卵料理など、しっかりめの朝食にも合わせやすそうです。

結局どれを選ぶ?タイプ別おすすめ紅茶

さて、今回飲み比べをしてみて、それぞれのブランドに個性と良さがあることを再認識しました。

個人的には、ストレートで飲むにはテトリーが、ミルクティーで飲むにはヨークシャーティーが、3つの中で一番好みの味でした。PGティップスは、短い抽出時間で味がしっかり出るので、忙しい朝や、ぱぱっと時間をかけずにミルクティーが飲みたいときに重宝しそうです。

「結局どれを選べばいいの?」という方のために、タイプ別におすすめ紅茶をまとめます。

王道ミルクティーが飲みたい方|ヨークシャーティー

ミルクに負けないコクと香りで、バランスの良い王道ミルクティーが飲みたいなら、ヨークシャーティーがおすすめです。

ゴクゴク飲める、優しいミルクティーが飲みたい方|テトリー

マイルドで優しい味わいのテトリーは、甘く優しいミルクティーが飲みたい方におすすめです。

忙しい中でもぱぱっとミルクティーが飲みたい方|PGティップス

短時間でしっかり濃厚な紅茶が抽出できるPGティップスは、忙しい中でもぱぱっとミルクティーが飲みたい方におすすめです。

オンラインショップで「PG Tips」の商品を探す

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まとめ

今回は、イギリスのスーパーでお馴染みの紅茶ブランド(ヨークシャーティー、テトリー、PGティップス)から、一番ベーシックな紅茶を取り上げて、飲み比べをしました。同じような目的のブレンドでも、それぞれに個性と良さがあり、それぞれにファンがいる理由も納得な結果に。また、どれも濃く抽出できる紅茶なので、飲み方や好みに合わせて、お湯の量や抽出時間を調整して楽しむのがおすすめですよ。

この記事が、お気に入りの紅茶選びの参考になれば幸いです。

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