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イギリスの老舗陶磁器ブランド:Wedgwood(ウェッジウッド)の紅茶はどんな味?

茶のブランド

イギリスの老舗陶磁器ブランド、Wedgwood(ウェッジウッド)。

1759年にジョサイア・ウェッジウッド氏によって創業されて以来、「クリーム・ウェア」や「ジャスパー・ウェア」など数々の名作を生み出してきた、世界最大級の陶磁器ブランドです。洗練されたデザイン、優れた機能性、そして高品質な製品で世界中で愛され、英国王室御用達にもなっています。

ウェッジウッドはティーカップなどの陶磁器で有名ですが、紅茶も取り扱っています。 ウェッジウッドの代名詞とも言えるワイルドストロベリー柄のパッケージ商品は、思わず手に取ってしまうような可愛さで、ギフトとしてもおすすめです。

Wedgwood(ウェッジウッド)とは

ウェッジウッドは1759年イギリス創業の老舗陶磁器ブランド。

創業当時、創業者のJosiah Wedgwood(ジョサイア・ウェッジウッド)氏は29歳。パイオニア精神に溢れるウェッジウッド氏は実験を繰り返し、新しい陶磁器素材の開発に取り組みます。

そして誕生した製品の一つが、陶器より硬く、磁器より軽い、硬質陶器「クリームウェア」。その仕上がりに感銘を受けたシャーロット英国王妃は「クイーンズウェア」という名前を与え、ウェッジウッド氏は「“Potter to Her Majesty”(女王陛下の陶工)」として英国王室からも認められる存在となります。

その後も、ウェッジウッドの代名詞ともなる「ジャスパーウェア」などの名作が誕生し、その評判は英国、そして世界中に広まりました。また、ボーンチャイナを素材としたシリーズは繊細なフォルムとデザインで人気を博します。特に「ワイルドストロベリー」シリーズは、「ウェッジウッドといえばこれ!」というほど有名で、目にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

ウェッジウッドは積極的に機械化も行い、手に届きやすい価格での製品供給を実現。丈夫で機能的、そして洗練されたデザインの陶磁器は、王侯貴族だけでなく一般家庭のテーブルまで幅広く普及しました。

時は経ち2015年、ウェッジウッドはフィンランドのFiskars Group(フィスカース・グループ)の傘下に入ります。このグループに名を連ねるのは、ロイヤルコペンハーゲン、イッタラ、アラビア、ロールストランド、ロイヤルドルトンなどの名だたる高級テーブルウェアブランド。経営母体は変わりましたが、ウェッジウッドのブランドは今日も継続し、愛され続けています。

Wedgwood(ウェッジウッド)の紅茶

ウェッジウッドは陶磁器のブランドではありますが、紅茶も取り扱っています。

紅茶はクセのないオーソドックスな味わいのものがメイン。ウェッジウッドの陶磁器を思い起こさせるようなパッケージで、思わず手に取ってしまうような可愛さです。

様々なサイズを展開しているので、ちょっとしたギフトからお歳暮まで対応でき、使い勝手の良さも大きな魅力です。

ウェッジウッドの紅茶はどこで買える?

ウェッジウッドの紅茶は、百貨店や高級スーパーなどで取り扱いがあります。ただし、テーブルウェアを販売するウェッジウッドの通常店舗では基本的には取り扱いがないので注意してください。(※紅茶が販売される場合も、ティーカップとのセット販売や、期間限定のものが中心になります。アウトレット店舗では紅茶の販売があることも。)

オンラインでは、公式オンラインショップのほか、楽天やアマゾンなどのECサイトでも幅広く取り扱いがあり、気軽に入手することができます。

ウェッジウッドの紅茶:主な種類

ウェッジウッドの紅茶の主な種類は以下のとおり。

シリーズによって展開している紅茶の種類が異なります。フレーバーティー好きな方は「ワイルドストロベリー」シリーズ、オーソドックスな紅茶が好きな方は「シグニチャー」シリーズ、カフェインを控えたい方は「シグニチャー」のカフェインフリーシリーズがおすすめです。

「ワイルドストロベリー」シリーズ

ワイルドストロベリーをモチーフにしたパッケージです。

種類茶葉原材料概要
ファインストロベリースリランカ、中国紅茶、香料ストロベリーの風味
ピクニックスリランカ紅茶しっかりしたコク
ウィークエンドモーニングインド、ルワンダ、ケニア紅茶さわやかな朝のミルクティーに
アールグレイフラワーズスリランカ、中国紅茶、マリーゴールド花弁、香料天然のベルガモットオイルの入ったノーブルな味わい

「シグニチャー」シリーズ

ウェッジウッドブルーを基調としたパッケージです。

種類茶葉原材料概要
ウェッジウッドオリジナルインド、ケニア紅茶豊かで力強くバランスのよい正統派の英国紅茶
マハラジャ ダージリンインド(ダージリン)紅茶紅茶のシャンパンと言われるダージリンの繊細で洗練されたブレンド。
アールグレイスリランカ紅茶、香料ベルガモットで豊かに香り付けした、バランスのよい正統派英国紅茶
セイロン アフタヌーンスリランカ紅茶力強い色合いとは芳醇な香りでアフタヌーンティーに最適
イングリッシュ ブレックファストインド、スリランカ紅茶なめらかで香りのよいアッサムとセイロンのブレンド

「シグニチャー」シリーズ(カフェインフリー)

「シグニチャー」の中の、カフェインフリーシリーズです。

種類原材料
レモン&ジンジャーショウガ、レモングラス、レモンピール、リコリス、スペアミント
レモングラス&ミントレモングラス、ペパーミント、フェンネル

ウェッジウッドの紅茶:おすすめ商品

ティーバッグ アソートセット

ウェッジウッドの紅茶商品の中でまずおすすめしたいのは、ティーバッグのアソートセット。色々な味を手軽に楽しむことができるセットが、手頃な価格で販売されています。

サイズは、5袋(2種類×2袋 + 1種類×1袋)で388円のお試しサイズから36袋(4種類×9袋)2,160円のギフトパックまで様々。(※価格は2024年4月現在の目安です。)予算や用途に合わせて選ぶことができるので、ギフトとしても使い勝手が良いです。サイズが小さいパックは、入っているフレーバーの種類が少ないものもあるので、お目当てのフレーバーが入っているかよく確認してから購入しましょう。

ティーバッグのラベルには、ロゴとシリーズ名が記載されています。(紅茶の銘柄名は記載されておらず、すべての種類が同じラベルになっていました。)

ティーバッグの個包装はアルミパックになっているので、風味が落ちにくく保管に便利です。

紅茶とお菓子やジャムがセットになった、華やかなギフトセットもあります。

缶入りリーフティー

お気に入りのフレーバーが見つかったら、缶入りリーフティーで購入するのがおすすめです。

ワイルドストロベリー・アソートパックを実飲レビュー

実際に「ワイルドストロベリー」シリーズのティーバッグセットを飲んでみたので、各種レビューしていきます。

まず特筆すべきは、ワイルドストロベリー柄のパッケージの可愛さ。ウェッジウッドのカップと合わせるとそれだけで最高のティータイムになるような予感がします。

「ワイルドストロベリー」シリーズ:4種類のレビュー

今回試したのは「ワイルドストロベリー」シリーズのこちらの4種類。

・ファインストロベリー(Fine Strawberry)
・アールグレイフラワーズ(Earl Grey Flowers)
・ウィークエンドモーニング(Weekend Morning)
・ピクニック(Picnic)

ファインストロベリー(Fine Strawberry)

原材料名:紅茶、香料
原産国:スリランカ、中国

甘いストロベリーが心地よく香る一品。まろやかな甘さが感じられますが、後味は比較的さっぱりとしていました。

ウィークエンドモーニング(Weekend Morning)

原材料名:紅茶
原産国:インド、ルワンダ、ケニア

ウィークエンドモーニングという名前にふさわしく、さわやかな香りで良い休日を過ごせそうな紅茶。アッサム系の紅茶のコクも程よく感じられ、ミルクティーにしても合いそうです。バター系のお菓子と合わせていただくと、紅茶のコクと香りが相まって美味でした。

ピクニック(Picnic)

原材料名:紅茶
原産国:スリランカ

オーソドックスなセイロンティーという印象。爽やかな風味で後味がさっぱりしています。緑いっぱいのピクニックでごくごく飲むのに合いそうな紅茶です。クセがないので、食事にもお菓子にも、何にでも合わせやすいと思います。

アールグレイフラワーズ(Earl Grey Flowers)

原材料名:紅茶、マリーゴールド花弁、香料
原産国:スリランカ、中国

普通のアールグレイとは少し違う、上品で芳しい香りがします。クセは強くなく飲みやすいですが、後味までふんわりとしたお花の香りが印象的で、上品な美味しさです。

総評

4種類のレビューを行いましたが、総じて味は一般的な美味しさです。個人的にはアールグレイフラワーズが期待以上で、とても気に入りました。

もともとウェッジウッドは紅茶専門店ではありませんが、お値段もお手頃で、パッケージも華やかでとにかく可愛いので、気軽に楽しめる紅茶として重宝すると思います。

そして、ウェッジウッドのティーカップを愛でながらいただくと更に美味しいということを再認識したティータイムでした。

ティーカップ選びのポイントについては別記事にしています。気になる方は宜しければこちらの記事もどうぞ!

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