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日本の老舗製茶会社が手掛ける、MINTON(ミントン)の紅茶とは?

茶のブランド

英国陶磁器ブランドのMINTON(ミントン)。「ハドンホール」シリーズの陶磁器が特に有名で、英国王室御用達にもなったブランドです。会社としては他会社への吸収合併でなくなってしまいましたが、現在も愛され続けています。

そんなミントンの名を冠した紅茶商品が、スーパーに並んでいるのを発見。ハドンホールのモチーフなどが使用され、おしゃれなパッケージで一際目を引きます。しかも商品は、ダージリンやアールグレイなどの定番から、日本各地の和紅茶を扱ったシリーズまで展開されていて、とても魅力的。

気になるミントンの紅茶はどんなもので、どこが販売元なのか、この記事で紹介していきます。

MINTON(ミントン)とは

ミントンは、Thomas Minton(トーマス・ミントン)氏によって1793年に創業されたイギリスの陶磁器ブランド。ヴィクトリア女王から「世界で最も美しいボーンチャイナ」と称賛された、英国王室御用達ブランドでもあります。高い技術とデザイン性で世界中の人々から愛され、中でも1948年に発表された「ハドンホール」シリーズは大ヒットし、ブランドの代名詞にもなりました。

会社としては今はもう存続してなく、ロイヤルドルトングループ、ウェッジウッドなどのWWRDグループを経て、現在はフィンランドの高級テーブルウェアカンパニーであるフィスカース・グループに吸収されています。そのため、現在出回っているティーカップなどは、基本的にはアンティーク品。今はライセンスブランドとして、根強く愛されています。

MINTON(ミントン)の紅茶

日本の老舗製茶会社が手掛ける、ミントンの紅茶

そんな陶磁器ブランドのミントンですが、日本ではミントンの紅茶が販売されています。スーパーに平然とミントンの紅茶が並んでいて、最初に見たときはびっくりしました。

どこの会社が作っているのかと思ったら、販売者は日本の共栄製茶株式会社。抹茶などの緑茶製品で知られる森半ブランドの会社です。森半の抹茶・日本茶は購入したことがありましたが、ミントンブランドの紅茶を発売していたとは驚きました。和紅茶シリーズが展開されているのも、これで腑に落ちます。

森半とは?
1836年京都・宇治創業の老舗製茶ブランド。1940年に森半製茶所と松本軒茶舗が共同で共栄製茶株式会社を設立し、緑茶商品(煎茶や抹茶など)を中心に、紅茶、コーヒー商品も発売しています。1996年からはミントンティーを開発・販売。

2つのシリーズ

ミントンの紅茶には、大きく分けて2つのシリーズがあります:ハドンホールのデザインを採用したミントンティーシリーズ(写真右下)と、和洋折衷が感じられるデザインの和紅茶シリーズ(写真左上)。

ミントンティーシリーズはリーフティーとティーバッグ、和紅茶シリーズはティーバッグのみの展開です。

ミントンティーシリーズ

【ミントンティーシリーズ】紅茶の種類

ミントンティーシリーズは、「ハドンホール」がデザインされたパッケージの商品で、味は全部で6種類。海外産の紅茶茶葉を使用し、ダージリンやアールグレイなどの定番が揃っています。世界三大銘茶であるウバの紅茶が入っているのも嬉しいポイントです。

種類茶葉原材料概要
アップルスリランカ、ケニヤ、インド紅茶、香料りんごと紅茶の香りが溶け合う上品な味わい。
オリジナルブレンドインド紅茶インドのダージリンやアッサム各地方の茶葉をブレンド。それぞれの紅茶が奏でる風味とキレイな水色が特徴。
ウバセイロンスリランカ紅茶世界三大銘茶としても知られるスリランカ・ウバの紅茶。ミルクティーにしても。
アールグレイ中国、スリランカ紅茶、香料紅茶にベルガモットの香りを加えた人気のフレーバーティー。
ロイヤルミルクティーブレンドスリランカ、インド紅茶コクのあるアッサムと香りのセイロンをブレンド。ミルクにも負けない芳醇な香味が特徴。
ダージリンインド紅茶世界三大銘茶としても知られるインド・ダージリンの紅茶。フレッシュな若々しい香り。

【ミントンティーシリーズ】おすすめ商品

ミントンティーシリーズの商品で一番のおすすめは、6種類の紅茶が入ったバラエティパック。写真のように、笑ってしまうぐらい沢山入っています。全6種類が8袋ずつ、計48袋も入って1,200円ほどと、価格も良心的。ハドンホールのデザインで高級感があるので、自分用はもちろん、会社用や来客用にも重宝しそうです。

ティーバッグはエンベロープ型です。紐をつなぐ部分にホチキスが使用されています。

好みの味が決まっている場合には、単品パックがおすすめ。ティーバッグボックス(2g×12P)と、リーフティー缶(80g入り)があります。

ギフトボックスも1,000円ほどから販売されています。

和紅茶シリーズ

【和紅茶シリーズ】紅茶の種類

日本各地の茶葉を使用した和紅茶シリーズは、全部で6種類。鹿児島、京都、静岡の茶葉を使用し、フルーツやスパイスなどを組み合わせた商品も展開。個性のある6種類の紅茶が楽しめます。各カラーでミントンのデザインが施され、目にも楽しいシリーズです。

和紅茶のふくよかな香り、ほっとするような味わいが楽しめます。

種類茶葉原材料概要
京(みやこ)京都府紅茶爽やかな香りと上品な味わい。
柚子鹿児島県紅茶、柚子皮/香料心地よい柚子の香りと鹿児島県産のコクのある茶葉のハーモニー。
静岡県紅茶、香料やや発酵の浅い静岡県産の茶葉に、甘いイチゴの香りを加えたブレンド。
ミント鹿児島県紅茶、ペパーミントすっきり爽快なミントの香りをコクのある鹿児島県産の茶葉にブレンド。
生姜チャイ鹿児島県紅茶、生姜、カルダモンコクのある鹿児島県産の茶葉に、国産生姜とカルダモンをブレンドしたスパイシーな紅茶。
白桃鹿児島県紅茶、香料白桃のみずみずしく芳醇な香りが和紅茶の柔らかい渋みににマッチ。

【和紅茶シリーズ】おすすめ商品

和紅茶シリーズの中で特におすすめしたいのは、やはりバラエティパック。全6種類が5袋ずつ、計30袋入ってお値段は1,200円ほどです。各産地の和紅茶、そして個性的なフレーバーをこのようにお得に楽しめる商品は、なかなか珍しいのではないかと思います。かなりおすすめです。

ティーバッグは三角のテトラバッグ型。ホチキスは使われていません。

5種類×2袋、計10袋の小さなバラエティパックもあります。ミント味以外の5種類のパックです。

ティーバッグの単品パック(2g-3g×12P)もあります。茶葉の販売はなく、ティーバッグ商品のみの販売です。

まとめ

以上、ミントンの紅茶について紹介しました。ミントンの優雅なデザインと一緒に、日本の老舗製茶会社が手掛ける紅茶を楽しんでみてはいかがでしょうか。個人的には、日本各地の和紅茶や個性的なフレーバーが楽しめる、和紅茶シリーズが特におすすめです。

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