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【5分で学ぶ】茶葉の保管方法~茶葉の敵を知って正しく保管しよう!

茶の知識

せっかく買った大切な茶葉。しかしどんなお気に入りの茶葉でも、賞味期限にかかわらず、一度開封した瞬間から茶葉の劣化が進んでしまいます。

そこで気をつけたいのが、茶葉の保管方法。茶葉は酸素や湿気、熱、日光、香りからの影響を受けやすく、それらから守ってあげる必要があります。

大切な茶葉を美味しく保つために守るべきポイントを押さえて、できる限り長い間、美味しく楽しみましょう。

最低限守りたい!茶葉の保管のポイント

茶葉を保管する上で最低限守りたいのは以下の2つのポイント。
適切な容器、適切な場所で保管する必要があります。

適切な保管容器
開封したら、密閉性の高い容器で保管しましょう。ジッパー付きの保存袋やアルミパックで売られているものは、そのまま保管に使用してOK。空気を抜いてしっかり封をしましょう。

適切な保管場所
無臭で乾燥した冷暗所で保管しましょう。

以上を守った上で、開封後1カ月以内で飲み切ることが理想です。そのため、茶葉を買うときには1カ月程度で飲み切れる量にとどめるように、普段から意識しておくのが良いでしょう。(そうはいってもついつい買いすぎてしまってそんなに早く飲み切れないこともあると思いますが、なるべく良い状態で保管し、延命するようにしましょう。)

茶葉の敵を知って正しく保管しよう!

では、どうして上の2つのポイントを守る必要があるのでしょうか。
それは、茶葉の大敵から大切な茶葉を守るためです。茶葉が影響を受けやすい5つの敵を知って、正しく保管しましょう。

酸素
酸素に触れると酸化が進み、茶葉の劣化が進んでしまいます。
密閉容器に保管して、なるべく酸素に触れないようにしましょう。

湿気
茶葉は乾燥した状態ですので、湿気を吸収しやすいです。茶葉の水分量が多くなるとたちまち味が落ち、最悪の場合はカビが生えてしまうことも。
水回りやシンク下、蒸気を発生させるようなポットや炊飯器の近くなど、湿度が高い場所で保管するのは避けましょう。


高温状態で保管すると酸化が進み、劣化も早く進みます。
コンロや炊飯器の近くや、太陽が当たる場所など、熱くなる場所で保管するのは避けましょう。また、涼しい場所というと冷蔵庫が思い浮かびますが、一般家庭では避けるのが無難。出し入れの時の温度差で結露が発生すると湿気で茶葉をダメにしてしまったり、他の食材の香りが移ってしまったりなど、リスクが高い場所です。

日光
特に紫外線に当たると酸化が促進され、茶葉の劣化が進みます。
日光が当たる場所での保管は避けましょう。

香り
茶葉は香りを吸収しやすいです。
香りが強い食材、石鹸など、香りの強いものの近くで保管するのは避けましょう。


茶葉が苦手とするものを知ると、どうして密閉性の高い容器が良いのか、そして、どうして無臭で乾燥した冷暗所で保管するのが良いのか、納得できたのではないでしょうか。
せっかく買ったお気に入りの茶葉。保管のポイントを押さえることで、可能な限り長く美味しく楽しみたいですね。

参考文献:
・磯淵 猛『紅茶の教科書』新星出版社,2012
・磯淵 猛『この一冊ですべてがわかる紅茶事典』新星出版社,2003


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