お酒の「ジン」の香り付けの肝としても知られる「ジュニパーベリー」。ハーブティーとしても親しまれているスパイスで、紅茶や他のハーブとのブレンドティーにも使われることがあります。
ただ、ジュニパーベリーという名前を聞いたことがあっても、どんな木なのかは見たことがない方も多いのではないでしょうか?私もその一人だったのですが、先日フィンランドでジュニパーベリーを収穫し、ハーブティーづくりをする機会に恵まれました。
そこで今回は、「ジュニパーベリーはどんなスパイスで、どんな味がするのか」という基礎知識から、手軽に試せる市販商品、そして実際に収穫し自家製ハーブティーを作った際の様子まで、詳しくご紹介したいと思います!
ジュニパーベリーの基礎知識
ジュニパーベリーとは?

ジュニパーベリーは、ジュニパーの木になる「実」のこと。ジュニパーは、ヨーロッパやアジア、北米など北半球で広く生育する、ヒノキ科の常緑針葉樹です。
どんな味?

ジュニパーベリーは一見するとブルーベリーのような見た目をしていますが、ベリーのような甘い果実ではありません。フレッシュさはなく乾燥しており、口に含むとほんのりとした甘さとほろ苦さ、そして爽やかでスパイシーな風味が広がります。
活用の歴史
古くからヨーロッパでは、お肉料理の臭み消しやハーブティー、お酒の香り付け等にジュニパーベリーを活用してきました。
ヨーロッパの伝統的な薬局に行くと、ジュニパーベリーの瓶詰めが売られていることも。「浄化のハーブ」として活用されてきた歴史があり、老廃物の巡りをサポートする働きがあると言われています。
注意点
※パワフルなスパイスなので、大量・長期間の摂取は避け、適度に取り入れることが推奨されています。
※妊娠中や腎臓に不安がある方等は摂取を避けることが推奨されています。その他、少しでも不安のある方は、事前に必ず医師や専門家に相談されてください。
※食品であり、医薬品ではありません。
ジュニパーベリーはどこで買える?
日本ではあまり身近ではないように思えるジュニパーベリーですが、一部のスパイスメーカーやティーブランド等から商品が発売されており、気軽に購入できます。
【GABAN(ギャバン)】ジュニパーベリー
コスパの良い、100g入りの大容量タイプ。ハーブティーとしてはもちろん、お料理のスパイスや保存食づくりなど、様々な用途で活用したい方におすすめです。
【S&B】ジュニパーベリー
スーパーのスパイスコーナーでも見かけるおなじみの小瓶サイズ。まずは少量から試してみたい、という方にぴったりです。
【TEAPOND(ティーポンド)】ジュニパーベリー
紅茶専門店がセレクトしたジュニパーベリー。おしゃれなパッケージで、プレゼントにもぴったりです。

【生活の木】有機ジュニパーベリー
ハーブとアロマの専門店「生活の木」から発売されている、有機認証を受けたジュニパーベリー。オーガニック製品をお探しの方におすすめです。
ジュニパーベリーを収穫して自家製ティーづくり!
市販でも手に入るジュニパーベリーですが、ヨーロッパの自然の中を散歩していると、野生のジュニパーベリーに出会えることも。今回は、フィンランドの自宅のお庭で育っているジュニパーベリーと、散歩中に見つけた野生のジュニパーベリーを少し収穫し、自家製のジュニパーベリーティーを作ってみました。
ジュニパーベリーを収穫!

写真はフィンランドの自宅のお庭のジュニパーベリー。小さめではありますが、沢山の実をつけてくれています。
ジュニパーベリーはその年の春に実ったものが、1年半ほどかけて翌年の秋口に熟すという、少々気長なサイクル。
緑の実は今年できた実、濃いブルーの実が昨年の実で、この熟した実だけを収穫します。(うちのジュニパーベリーは今まで収穫せずに放置していたので、昨年以前のものと思われる実も、カラッカラになって残っていました…!)

実のある部分に少し触れると、熟した実だけがポロポロと落ちるので、収穫は難しくありません。下にボウルなどをスタンバイして、実を落とさないように拾い集めていきます。
ただし、実以外の古い葉なども落ちてきてしまうので、実だけを丁寧に取り分ける必要があります。

こちらの写真は、散歩中に見つけた野生のジュニパーベリーの木。もこもこと枝葉が育った大きく立派な木で、その姿に圧倒されてしまいました。ついている実も、うちのお庭のものよりも元気がよく、とても美味しそうだったので、熟している実を少し収穫させてもらいました。
(※フィンランドでは「自然享受権」が認められており、自然を壊したり民家に迷惑をかけたりしない限り、誰でも自由に森に入って、ベリーやキノコなどの森の恵みを楽しむことができます。)
ジュニパーベリーティーの淹れ方

さっそく収穫したジュニパーベリーを使って、シンプルなハーブティーを淹れてみました。今回は1種類で楽しみましたが、他のハーブと組み合わせたり、スパイスチャイにブレンドしてみるなど、色々な楽しみ方ができます。
【用意するもの(ティーカップ約2杯分)】
- ジュニパーベリー:ティースプーン1杯
- 熱湯:約300ml
【淹れ方】
- ジュニパーベリーをつぶす:成分が抽出しやすいよう、スプーンの背などを使ってジュニパーベリーを軽くつぶします。
- お湯を注ぐ:つぶしたジュニパーベリーをティーポットに入れたら、沸騰させたお湯を注ぎます。
- 蒸らす:蓋をして、5分ほどじっくりと蒸らします。
【実飲レビュー】ジュニパーベリーティーの香りと味わいは?

出来上がったジュニパーベリーティーをいただくと、ほんのりピリッとするようなスパイシーさと同時に、森を感じるような豊かな風味が広がります。
味わいは爽やかさがあり、すっきりと飲みやすい飲み口。
ほんのり針葉樹のような香りがあり、まるで森の中にいるような、清々しくリラックスした気持ちになれる一杯でした。
おわりに
今回は、ジュニパーベリーを使ったハーブティーをご紹介しました。すっきりスパイシーな風味と針葉樹の香りが特徴のジュニパーベリーティーは、森林浴をしているようなリフレッシュ感が味わえます。市販のスパイスとしても手に入りやすいので、森の香りやすっきりとした味わいがお好きな方は、ぜひ味わってみてくださいね。
注意点
※パワフルなスパイスなので、大量・長期間の摂取は避け、適度に取り入れることが推奨されています。
※妊娠中や腎臓に不安がある方等は摂取を避けることが推奨されています。その他、少しでも不安のある方は、必ず事前に医師や専門家に相談されてください。
※食品であり、医薬品ではありません。

