シンガポールやマレーシアで人気のローカルミルクティー「Teh Tarik(テ・タリ)」。
紅茶とコンデンスミルクを混ぜ合わせた甘いミルクティーで、街中のドリンクスタンドやカフェなどで、手軽に楽しむことができます。
今回は、シンガポールのアラブストリート近くにあるドリンクスタンド「Bhai Sarbat」で、本場のテ・タリをいただいてきたので、その様子をレポートしたいと思います!
Teh Tarik(テ・タリ)とは?

Teh Tarik(テ・タリ)は、紅茶にコンデンスミルクを混ぜ合わせた甘いミルクティーのこと。
マレーシアやシンガポールの定番ドリンクで、マレー語で「Teh」は「紅茶」、「Tarik」は「引く」を意味します。
その名のとおり、紅茶を高く引き上げて作るのがテ・タリの特徴。濃い目の紅茶にコンデンスミルクを加え、それを2つのカップを使って高い位置から繰り返し注ぎ、空気を含ませながら混ぜ合わせて仕上げます。
この「引く」動作が、テ・タリの名前の由来と言われており、店員さんの熟練技は圧巻!
定番ドリンクなだけあり、スーパーでは、以下のようなテ・タリのインスタントティーも販売されています。
アラブストリート近くの「Bhai Sarbat」で本場のテ・タリを味わう!
テ・タリは、街中の色々なカフェやドリンクスタンドで飲むことができますが、今回はアラブストリート近くにあるドリンクスタンド「Bhai Sarbat」を訪れてみました。
「Bhai Sarbat」とは?
「Bhai Sarbat」は、シンガポールのアラブストリート近くにあるドリンクスタンド。サルタン・モスクからもほど近く、観光中にも立ち寄りやすい場所にあります。

平日の午前中に訪問しましたが、地元の方と思われるお客さんが、次々と来店していました。
多彩なメニュー

メニューは、テ・タリの他、コーヒーやミロ、各種ジュース、そして軽食も楽しめます。
日本では見たことがないローカルドリンクも豊富で、メニューを見ているだけでも楽しいです。
テ・タリは、カップに入ったミルクティーの他、袋に入ったタイプや、スパイスを加えたもの等から選べました。
ドリンク | 値段(単位:SGD, 2025年1月訪問時) |
---|---|
ミルクティー(TEH) | HOT1.8 ICE2.5 |
袋に入ったタイプ(TEH PACKET) | ICE2.5 |
ジンジャー追加(TEH HALIA) | HOT2.0 ICE3.0 |
マサラスパイス追加(TEH MASALA) | HOT3.0 ICE4.0 |
ミルクなし・砂糖あり(TEH O) | HOT1.6 ICE2.2 |
テ・タリを注文!
今回は、ジンジャーを加えた「TEH HALIA」と、マサラスパイスを加えた「TEH MASALA」を注文しました。
注文を受けると目の前で店員さんがテ・タリを作ってくれます。

この工程が、とにかくダイナミックで手さばきも鮮やか!しかも、店員さんがとてもフレンドリーで、シャッターチャンスを逃さないように声をかけながら淹れてくれました。
実飲レビュー

出来上がった「テ・タリ」がこちら。持ち運びできるビニール製の取手もつけてくれました。写真右がマサラ、左がジンジャーです。
マサラはスパイスがピリッと効いていて、甘さ控えめ。ジンジャーの方はジンジャーが感じられるもののそこまで風味は強くなく、より甘めの仕上がりでした。
どちらも甘めのミルクティ―ではあるのですが、想像よりもすっきりしていて、ごくごく飲めてしまいます。量もたっぷり入っているので、暑いシンガポールでの元気チャージにぴったりでした!
ご馳走様でした!
まとめ
今回は、シンガポールのドリンクスタンド「Bhai Sarbat」で、テ・タリをいただいた際の様子をご紹介しました。手際良くダイナミックに作ってくれる店員さんのパフォーマンスがとても楽しく、元気が出るような美味しさのテ・タリ。暑い日が多い、シンガポール滞在中の水分補給にもぴったりです。シンガポールを訪れる際は、試してみてはいかがでしょうか。
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