The Tea Centre of Stockholm(ティーセンターオブストックホルム/北欧紅茶)は、スウェーデンを代表する紅茶ブランド。日本では主に「北欧紅茶」という名称で販売されています。
スウェーデン王室御用達のほか、ノーベル賞晩餐会でもここのブレンドティーが提供されており、その品質、美味しさ、ブレンド技術はお墨付きです。特に、お店の代表商品であるセーデルブレンドは、その豊かな香りと味わいで一度飲んだ人を虜にするほどの美味しさ。
缶もとっても可愛いので、自分用はもちろん、お茶好きの方へのプレゼントにもおすすめです。
The Tea Centre of Stockholm(ティーセンターオブストックホルム/北欧紅茶)とは
ティーセンターオブストックホルムの歴史
The Tea Centre of Stockholm(ティーセンターオブストックホルム/北欧紅茶)は、スウェーデン・ストックホルムのおしゃれエリア、Södermalm(セーデルマルム)に1979年に開店しました。1978年創業のお茶卸売販売会社East West Company Scandinavia ABの直営小売店として、世界中から厳選された200種類以上のお茶を扱っています。扱うお茶は紅茶や緑茶、白茶、烏龍茶など様々です。
創業者はVernon Mauris(バーノン・モーリス)さん。紅茶生産国スリランカ出身で、紅茶大国イギリスでも経験を積んだトップブレンダーです。創業当時スウェーデンではお茶文化が十分に発展していませんでしたが、提供する高品質のお茶、そして大変美味なブレンドティーの開発で、お茶文化の浸透に大きく貢献しました。現在は子息のGihan Mauris(ギアン・モーリス)さんがビジネスを引き継いでいます。
どこで買える?
ストックホルム本店
本店はスウェーデン・ストックホルム・Södermalm(セーデルマルム)にあります。直営の小売店舗はこのストックホルム本店のみですが、もともとお茶の卸売ビジネスがメインですので、直営店以外でも入手可能です。ヨーロッパ、アメリカ、日本を中心に、世界中のお茶愛好家から愛されています。
店内には世界中の茶器が飾ってあったり、過去のスクラップ記事がファイルで閲覧できるようになっていたり、ファンにはたまらないお店です。こじんまりとしたお店の中に、びっしりとお茶への愛と情熱がつまっています。
私は平日の午後に訪問しましたが、ひっきりなしにお客さんが訪れていました。そんな忙しい中でも店員さんはとても親切で、スウェーデン語がわからなくても、拙い英語でも、丁寧に対応してくれました。スウェーデン旅行を予定しているお茶好きの方にはぜひ訪れていただきたいお店です。
本店所在地
Hornsgatan 46 Stockholm, Sweden
営業時間(※参考情報です。訪問の際はお店のウェブサイトから最新情報を確認してください。)
Mon – Fri: 10.00 – 18.00
Saturday, 10.00 – 16.00
Sunday, Closed (※日曜は定休日なので要注意です!)
日本ではどこで買える?
日本でも、「北欧紅茶」という名称で輸入販売されていて、この味を楽しむことができます。
実店舗としては東京・神田にある「かんだデザート」で直接購入や試飲可能。北欧紅茶を日本でも気軽にいただける、有難いお店です。訪問したときの様子は別記事で書いています。
その他、楽天市場などのインターネットショップでも気軽に購入することができます。上述の「かんだデザート」は、楽天市場にもショップがあります。
ティーセンターオブストックホルムのおすすめポイント
おすすめポイント1:唯一無二のブレンドティー
本店では200種類以上のお茶を扱っていますが、中でも特におすすめなのが「ゴールデンブレンド」として販売されているブレンドティーシリーズ。高品質のお茶に、厳選された天然素材をオリジナルブレンドした唯一無二のブレンドティーです。特にお店の代表ブレンドである「セーデルブレンド」は、一度飲んだら忘れられないほどの美味しさだと思います。
おすすめポイント2:ノーベル賞晩餐会&スウェーデン王室御用達の最高クラスの味と品質
ティーセンターオブストックホルムはスウェーデン王室やノーベル賞晩餐会でも愛用されるほど、確かな味と品質の紅茶ブランドです。
もともと、創業者のVernon Mauris(バーノン・モーリス)さんは英国でブレンダーとして活躍していた時にスウェーデン国王に気に入られ、スウェーデン王室直属のブレンダーとなりました。今ではスウェーデン王室のためにブレンドされた「ロイヤルブレンド」が宮殿のお土産屋さんで売られているほど、スウェーデン王室もお墨付きのお茶ブランドです。
また、スウェーデンで毎年開催されるノーベル賞授賞式後の晩餐会でもここのブレンドティーが提供されています。ノーベル博物館のお土産屋さんでは、晩餐会でも提供されるオリジナルブレンドを購入することができます。ノーベル賞の創設者ALFRED NOBEL(アルフレッド・ノーベル)をイメージしてブレンドされた紅茶です。
おすすめポイント3:ストックホルムらしいおしゃれなパッケージ
お店の外観がそのまま缶になっていたりと、パッケージのデザインがとっても可愛いです。「世界一美しい首都」とも言われるストックホルムの雰囲気が缶からも感じられて、お部屋に置くだけで素敵なインテリアにもなりそう。自分用のコレクションのほかプレゼントにもおすすめ。スウェーデン土産としても人気です。
The Tea Centre of Stockholm(ティーセンターオブストックホルム/北欧紅茶)のおすすめ商品
厳選されたお茶やオリジナルブレンドティーを豊富に扱い、どれも高品質で美味しいお茶なのですが、特におすすめしたいのが「ゴールデンブレンド」シリーズとして販売されている以下の6種類。日本でも入手可能です。グリーンセーデルブレンド以外は、缶がお店の外観になっていて、ブレンドによって蓋の色が異なります。
SÖDERBLANDNING(セーデルブレンド)
セーデルブレンドは、セイロンティーに、お花やフルーツをたっぷりブレンドした紅茶です。ティーセンターオブストックホルムを代表するブレンドで、お店でも一番人気。いただくと幸せな気分になる、個人的にも大好きな紅茶です。ブレンド名は本店を構えるストックホルムの島、Södermalm(セーデルマルム)からとっています。
ちなみにこの紅茶、創業者Vernon Mauris(バーノン・モーリス)さんのミスから生まれました。新しいブレンドティーを頑張って開発していた夜、誤ってブレンド材料を落としてしまいましたが、飲んでみたらとっても美味しかったので、商品化されたそうです。そんな偶然からこんな美味しい紅茶が生まれるとは、何が起こるかわからないものですね!
缶の中はこんな感じ。茶葉はビニール袋に入っています(2023年8月購入時点)。缶を開けるとふわっと幸せな香りが広がって、飲む前からすでに幸せな気分。茶葉にはお花やフルーツがたっぷりブレンドされています。
原材料は、紅茶、オレンジピール、バラ、マリーゴールドの花、ヤグルマギクの花。
香りも味もふくよかで、上品な華やかさがある、飲むと幸せな気分になれる紅茶です。飲むたびに「やっぱり大好きだなー」と再認識します。
GREEN SÖDERBLANDNING(グリーンセーデルブレンド/【日本ではロイヤルセーデル】)
セーデルブレンドの緑茶版。缶のデザインも緑茶仕様になっていて、こちらもとってもかわいい!緑茶をベースにお花やフルーツをたっぷりブレンドしています。
缶を開けるとこんな感じ。
原材料は、緑茶、オレンジピール、バラ、マリーゴールドの花、ヤグルマギクの花です。
紅茶ベースのセーデルブレンド同様、とっても豊かで幸せな味わいです。緑茶ベースなので、緑のさわやかさも感じられます。
EARL GREY SPECIAL(アールグレイスペシャル)
人気の紅茶フレーバー「アールグレイ」を、ティーセンターオブストックホルムが独自の解釈で表現した一品です。一般的なアールグレイよりも広く豊かな香りと味わいが特徴。中国茶葉をベースにジャスミン、レモングラス、ヤグルマギクをブレンド。天然ベルガモットオイルも贅沢に使用しています。
原材料は、紅茶、レモンピール、レモングラス、ジャスミン、コーンフラワー、ベルガモット香料です。
SIR JOHN BLEND(サージョンブレンド/【日本ではサージョンスペシャル】)
中国紅茶の王様といわれるラプサンスーチョン(松の葉の煙で燻した中国紅茶)、ユンナン、キーマン、緑茶、そして、バラやレモンピールなどをブレンド。スモーキーな独特の風味が特長。お茶通に人気のブレンドです。
原材料は、中国紅茶(ラプサンスーチョン・ユンナン・キーマン)、緑茶、レモンピール、ジャスミン、バラ。
SPICE BLEND(スパイスブレンド)
セイロン紅茶をベースに、ローズヒップ、シナモン、カルダモンなどをブレンド。ティーセンターオブストックホルムオリジナルのマサラチャイです。
原材料は、紅茶、シナモン、カルダモン、ローズヒップ、クローブ。
TEA CENTER BLEND(ティーセンターブレンド)
創業者Vernon Mauris(バーノン・モーリス)さんの故郷スリランカに敬意を表してつくられた、セイロンティーのピュアブレンド。4つの異なる地域のセイロンティーをブレンドしています。ミルク、砂糖なしのストレートでいただくのがおすすめです。
まとめ
ノーベル賞&スウェーデン王室も御用達の紅茶ブランド、ティーセンターオブストックホルム。お店の代表ブレンド「セーデルブレンド」をはじめ、その評判の高さも納得の上質な美味しさです。
創業者がお茶生産国スリランカ出身だというのも、お茶生産地と消費地のつながりがより感じられて、なんだか嬉しくなります。
スウェーデン旅行に行かれるお茶好きの皆さんはぜひ本店に足を運ぶことをおすすめします。日本でも購入したり、取り扱い店舗でいただくことができます。この味が日本でもいつでも味わえるのは有難い限りですね。
北欧の他の紅茶ブランドについて知りたい方はこちらの記事もどうぞ!
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