ショパンの故郷であり、美しい街並みや、伝統的なポーリッシュポタリーでも知られるポーランド。ハーブティーが伝統的に飲まれてきましたが、お茶文化も根付いており、首都ワルシャワでは魅力的なティーショップを見つけることができます。
今回は、ワルシャワで25年に渡り愛されてきた紅茶専門店「HERBATY ŚWIATA」を訪問。当日の様子から、購入した茶葉のレビューまで、詳しくご紹介します!
「HERBATY ŚWIATA」とは?

「HERBATY ŚWIATA」は、ポーランド・ワルシャワの紅茶専門店。店名はポーランド語で「世界の(=ŚWIATA)茶(=HERBATY)」を意味します。
店名の通りお店には、世界中から厳選した270種類にもおよぶお茶と、美しい茶器がずらり。オーナーのこだわりがつまった温かみのあるお店は、25年に渡り地元で愛されています。
Sklep Herbaciany “Herbaty Świata”
紅茶専門店「世界の茶」
(※2025年12月調査時点。詳細・最新情報は公式サイトをご確認ください。)
● 住所:Nowy Świat 43, 00-042 Warszawa, ポーランド
「HERBATY ŚWIATA」で紅茶のお買い物!
店内の様子

今回訪問したのは、9月の平日、午後4時過ぎ。混雑はしていませんが、次から次へとお客さんが訪れ、慣れた様子でお気に入りのお茶を注文しています。
お店はウッディーな調度品で統一され、一歩足を踏み入れると別世界に来たかのような、温かみのある空間。こじんまりとした店内には、量り売り用の茶葉が入ったボックスや茶器がずらりと並べられています。

オーナーによると、世界中から厳選した270種類ほどのお茶の取り扱いがあり、量り売りは50gからOK。茶葉が入ったボックスには100g単位の価格が書かれており、価格目安が分かりやすいのも嬉しいポイントです。
人気はアッサムや雲南紅茶などの定番紅茶の他、緑茶ベースの茶葉(「Sencha Sakura」や「Sencha kaktusowa」という名前のフレーバーティーなど)もよく飲まれているとのこと。

店内では、豊富なデザインのマグカップや茶器も販売されており、日本では見ないデザインの茶器は眺めているだけでも楽しめます。
さらに棚の上には、オーナーが趣味で集めたという茶葉缶のコレクションも!中には100年以上前のものもあるそうで、オーナーのお茶への愛と、この地でお茶が愛されてきた歴史を感じるようでした。
購入した商品

今回はせっかくポーランドに来たので、「ポーランドらしさが感じられるブレンド」が欲しいとオーナーに相談。
ポーランドの伝統的な森のベリーがブレンドされた紅茶「POZIOMKA&ŻURAWINA(ワイルドストロベリー&クランベリー)」をおすすめしてもらいました。
スコップですくっていただいた茶葉には、大きなベリーがたっぷり。甘酸っぱいベリーの香りが漂います。
お値段は、50gで15PLN(訪問時のレートで約600円)ほど。手書きで銘柄名を書いてくれた袋も含めて、温かみのある素敵なお土産になりました。

帰国後、さっそく紅茶を淹れてみます。
まず、甘酸っぱいベリーの香りが印象的で、味わいにもほのかな甘酸っぱさが感じられます。茶葉自体はあっさり・すっきりとしていますが、ほのかな甘みと渋みもあり、ベリーの甘酸っぱさとマッチ。出がらしのクランベリーを食べてみると、すっぱ美味しく、これが紅茶に良いアクセントを加えていたことがわかります。
森のベリーはポーランドの暮らしに根付いたフルーツで、そのままはもちろん、ジャムやジュース、お料理、ハーブティーにも利用されてきたそう。お茶を通してそんな学びがあるのも、世界のお茶巡りの醍醐味です。
今回は買いに行けなかったのですが、ポーランドといえばポーリッシュポタリーも有名ですよね。手描きとスタンプによる温かみのあるデザインが可愛く、ティータイムのお供にいつかはお迎えしたい憧れのカップ。日本でも豊富なデザインのカップが手に入るようなので、気になる方はチェックしてみてください!
まとめ
今回は、ワルシャワの紅茶専門店「HERBATY ŚWIATA」の訪問レポをお届けしました。
ローカルな雰囲気のティー専門店で茶葉を選ぶ時間は、ポーランド旅行の楽しい思い出になるはず。 ポーランド語が話せなくても英語で気さくに対応してくれますし、50gから気軽に買えるのも嬉しいポイントです。
ワルシャワに行かれるお茶好きの方は、気軽に立ち寄って、ぜひその温かい雰囲気を味わってみてくださいね!

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