芸術と美食の国、フランス。圧倒的な規模と数を誇る美術館、美味しいパンやスイーツ、各地で毎週開かれるマルシェ…。何度訪れても新たな発見がある、豊かな文化に満ちた国です。
そんな文化大国フランスでは、どのような紅茶(お茶)ブランドが育まれてきたのでしょうか。この記事では、特におすすめしたい7つのブランドを紹介します。
Mariage frère(マリアージュ フレール)
フランスの高級紅茶ブランド、Mariage frère(マリアージュ フレール)。
1660年代から茶貿易に携わった歴史を持ち、1854年創業という老舗。このお店が創るお茶の世界は「フランス流紅茶芸術」として世界中の人から愛されています。扱うお茶の種類は500種類以上。珍しい産地の茶葉から、様々なコンセプトを表現したブレンドティーやフレーバーティーまで、圧倒的な品揃えを誇ります。品質・香り・味・デザイン・サービスともに一級品で、人気の理由も納得の名店です。
日本にも銀座本店のほか各地に店舗があり、オンラインでも購入可能。サロン・ド・テ(ティーサロン)併設店舗では、お茶を使ったお料理やデザートも提供しています。
代表銘柄は「マルコポーロ」。冒険家マルコポーロをイメージし、中国とチベットの花と果物で香りづけしています。あまりの香りの良さに、ファン続出の逸品です。
マリアージュフレールについてもっと知りたい方は、以下の記事もチェック。
Damman frère(ダマン フレール)
フランスの老舗紅茶ブランド、Damman frère(ダマン フレール)。
会社としては1925年の創業ですが、1692年からお茶貿易に携わっていたという老舗で、お茶の味も品揃えもトップクラスです。接客や店構え、パッケージに至るまで高級店らしい素晴らしいものなのですが、比較的手が届きやすい価格で茶葉の量り売りをしている点がダマンフレールのすごいところ。
日本には大阪に店舗があるほか、オンラインショップでも購入可能です。
代表銘柄の一つは「グールース」。英国のアールグレイをフランス風にアレンジしたフレーバーティーで、ダマンフレールの長年の人気商品です。
ダマンフレールについてもっと知りたい方は、以下の記事もチェック。
KUSMI TEA(クスミティー)
1867年にロシアで誕生した高級茶ブランド、KUSMI TEA(クスミティー)。
1917年のロシア革命を機にフランスへ移転し、時代に即したブレンドとオシャレなパッケージでフランスでも人気を獲得します。フランスの高級スーパーや百貨店、空港に行くと必ずと言って良いほど見かける定番紅茶ブランドで、フランス土産としても人気です。
「全原材料のオーガニック化」や、「パッケージのゼロ廃棄物化」など、環境問題への対応も積極的に行っているのも、クスミティーの魅力のひとつ。
日本に店舗はありませんが、取扱店やオンラインショップで購入可能です。
代表銘柄の一つは「エクスピュア アディクト(BBデトックス)」。緑茶、マテ茶、ルイボスティーにガラナをブレンドし、グレープフルーツの香りを加えたウェルネスティーで、フランスでも大ヒットしました。
クスミティーについてもっと知りたい方は、以下の記事もチェック。
Betjeman & Barton(ベッジュマン&バートン)
1919年フランス・パリ創業の紅茶ブランド、Betjeman & Barton(ベッジュマン&バートン)。
世界中から厳選した茶葉と原材料をフランスでブレンドしてパッケージングしています。イギリスとフランス、それぞれのお茶文化には特色がありますが、そのどちらのエッセンスも取り入れているのも大きな魅力のひとつ。
日本では一部取り扱い店のほか、公式オンラインショップで購入可能です。
代表銘柄の一つは「Thé noir Pouchkine(プーチキン/テ ノワール プーシキン)」。レモン、オレンジの柑橘フルーツとベルガモットのさわやかな酸味と香りで人気のフレーバーです。
ベッジュマン&バートンについてもっと知りたい方は、以下の記事もチェック。
Palais des Thés(パレ デ テ)
1986年フランス創業の紅茶ブランド、Palais des Thés(パレ デ テ)。
本国フランスでは店舗数も多く、マリアージュフレールとも並ぶほどの知名度があるブランドです。生産地の様子がわかる情報発信や、持続可能なお茶づくりなど、応援したくなるような魅力も沢山。ルーブル美術館とコラボしたブレンドティーもあり、フランス土産としてもおすすめです。
日本でも一部取り扱いがあります。
代表銘柄の一つは「テ デュ アマム(Thé du Hammam)」。青いナツメヤシとオレンジの花、バラを加えた、ストロベリーの香りの緑茶です。
パレ デ テについてもっと知りたい方は、以下の記事もチェック。
FAUCHON(フォション)
1886年フランス・パリ創業の高級食材店FAUCHON(フォション)。
フランス国内のみならず世界中にも店舗展開し、高級食材店として世界的な知名度も抜群です。フレーバーティーがまだ珍しかった1960年代からフレーバーティーの開発と提供を始め、中でもアップルティーは「フォションと言えばアップルティー」というほど日本でもベストセラーになりました。日本にも高島屋を中心に多数店舗があり、一部スーパーやオンラインでも購入可能です。
代表銘柄は「アップルティー」。セイロンティーにリンゴの爽やかさと甘酸っぱさが絶妙にマッチしたフルーティーな紅茶です。
フォションについてもっと知りたい方は、以下の記事もチェック。
Nina’s(ニナス)
フランスのフレグランス会社が前身の紅茶ブランド、Nina’s(ニナス)。
香りを大切にするフランスならではの紅茶ブランドで、そのフレグランスはマリーアントワネットも愛用していたほど。今ではその香りの技術が紅茶づくりに活かされています。
フランスの宮廷文化が感じられるような優雅で可愛いデザインの商品は、フランス土産としても人気。フレーバーティー好きな方や、フランスの宮廷文化・マリーアントワネットが好きな方に特におすすめしたい紅茶ブランドです。
代表銘柄は「マリー・アントワネット ティー(Thé Marie-Antoinette)」。厳選されたセイロンティーにリンゴとバラの花びらで香りづけしたフレーバーティーです。
二ナスについてもっと知りたい方は、以下の記事もチェック。
まとめ
以上、フランスのおすすめ紅茶ブランド7選を紹介しました。フランスの紅茶ブランドは、オーソドックスなピュアティーだけでなく、フレーバーティーの種類が豊富なのも大きな魅力。各ブランドごとに個性豊かな世界が広がっているので、色々試してお気に入りを見つけてみましょう。
以下の記事では、北欧のおすすめ紅茶ブランドについても紹介しています。
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