フィンランドのティーショップ&ティールームthéhuone(テフオネ)。
2005年に創業されたお店で、2024年7月現在、フィンランドに2店舗を展開しています。モノトーンを基調としたおしゃれな店内では、世界中から厳選された豊富な種類の茶葉を量り売りで購入したり、ティールームでゆっくりお茶をいただくことが可能。フィンランドらしいブレンドもあり、お土産探しにもおすすめのお店です。
今回、ヘルシンキの店舗に伺い茶葉を購入してきたので、お店の概要と併せて、その時の様子を紹介します。フィンランドに行く予定のある方は訪問の参考に、そうでない方は旅気分で楽しんでいただければ嬉しいです。
théhuone(テフオネ)ってどんなお店?
テフオネとは
théhuone(テフオネ)は、フィンランドの茶専門店。フィンランド初のティーショップ併設型のティールームとして、2005年にヘルシンキで創業されました。店名のthé(テ)はフランス語で「茶」、huone(フオネ)はフィンランド語で「部屋」の意味なので、英語でいうと「tea room」を意味する店名です。
扱う茶葉は400種類以上あり、世界中から厳選された紅茶、緑茶、青茶などの定番のものから、白茶、ルイボスティー、ハーブティー、マテ茶まで、様々な種類のお茶を楽しむことができます。様々なコンセプトで作られたブレンドティー&フレーバーティーも豊富で、オーガニックの茶葉も多数あり。
商品としては茶葉の量り売り販売が中心ですが、茶器の販売もしています。ティーバッグ商品は、ティーバッグの状態で輸入された一部のお茶のみで、基本的には取り扱いがありません。
お店には、店名の通りティールームもあり、その場でゆっくりとお茶を楽しむこともできます。写真はヘルシンキの店舗のもの。
ちなみに2024年7月現在、マリメッコ本社の社員食堂でもテフオネのお茶が採用されていて、6種類の茶葉が用意されていました。(※マリメッコ本社では社員食堂を一般利用できるようになっていて、マリメッコファンにはたまらないスポットになっています。)フィンランド滞在中に立ち寄る予定のある方は、そちらで試してみるのも良いかもしれません。
店舗情報
テフオネの店舗は2024年7月時点でフィンランドに2店舗。ヘルシンキとヘルシンキ郊外のエスポ―に各1店舗あります。
ヘルシンキの店舗は、ヘルシンキの中心エリアでショッピングにも便利なKamppi(カンピ)駅や、ヘルシンキ中央駅からも程近く、観光中にも立ち寄りやすい立地です。
エスポ―の店舗は、地下鉄Tapiola(タピオラ)駅直結のショッピングモール内にあります。
その他、フィンランドの高級デパート「ストックマン」の地下食品フロアでも、茶葉のパッケージ商品が販売されていました。(※2024年7月訪問時の情報です)
店舗一覧
(※詳細や最新情報はthéhuone公式ウェブサイト(フィンランド語)を確認してください。)
●THÉHUONE EERIKINKATU 10, 00100 HELSINKI
●住所:
THÉHUONE EERIKINKATU 10, 00100 HELSINKI
●営業時間:
Mon-Fri: 10am – 7pm
Sat: 10am – 5pm
●定休日:日曜日
●THÉHUONE AINOA, TAPIONAUKIO 4 02100 ESPOO
●住所:
THÉHUONE AINOA, TAPIONAUKIO 4 02100 ESPOO
●営業時間:
Mon-Fri: 10am – 7pm
Sat: 10am – 6pm
●定休日:日曜日
théhuone(テフオネ)ヘルシンキ店で茶葉を買う
店内の様子
今回伺ったのは、ヘルシンキの店舗。
お店はモノトーンを基調としたおしゃれな内装で、壁にはずらりと茶葉が並びます。茶葉の袋が並ぶ様子もシンプルながらおしゃれ。どこかフィンランドらしさを感じて、思わず見入ってしまいました。扱う茶葉は400種類以上あるそうで、どんな茶葉に出会えるのかわくわくします。店員さんが希望に合わせて親切に茶葉選びを手伝ってくれるので、色々と相談してみましょう。
テフオネでは日本茶も多数取り扱っていて、店内には見慣れた日本の茶筒や茶器も沢山置いてありました。フィンランド在住の方など、長期間日本を離れて日本が恋しくなった方は、日本茶目当てに訪れても良いかもしれません。店員さんに「日本から来た」と伝えると、日本から来た商品を色々教えてくれて、何だかとても嬉しくなりました。
今回は、せっかくフィンランドに来たのでフィンランドならではのブレンドを探していると伝えると、「それならブルーベリーが入ったブレンドがおすすめ!」と、カウンターの下から茶葉の袋を取り出し、香りを確認させてくれました。種類は紅茶ベースと緑茶ベースの2種類。どちらもそれぞれ良い香りでしたが、今回は緑茶ベースのものを購入しました。
茶葉は、基本的には5€からの量り売り販売で、茶葉の種類によってグラム数が変わるスタイル。例えば茶葉によって60gで5€だったり、40gで5€だったり、高価な茶葉は20gで5€だったりします。グラム数を増やすことも可能です。
購入した商品
さて、今回私が購入したのは、「ブルーベリークイーン」という緑茶をベースにしたブレンド。価格は60gで5€(2024年7月時点で865円ほど)で、茶葉は紙袋がプラスチックでコーティングされている袋に入れてくれました。
茶葉はこんな感じ。写真だとわかりにくいですが、乾燥したブルーベリーが入っています!
袋を開けると、熟したベリーを思わせるような甘美な香りが広がり、香りを嗅いでいるだけで幸せな気持ちになります。
いただいてみると、緑茶のさわやかな香りと甘いまろやかさがマッチして、余韻は緑茶のコクとベリーの香りがほのかに残ります。
フィンランドでは夏になると森でブルーベリー狩りが楽しめますが、そんなフィンランドのさわやかな夏を思わせるような、とても美味しいブレンドでした。
まとめ
以上、フィンランドの茶専門店théhuone(テフオネ)について紹介しました。量り売りで茶葉を購入したり、ティールームでお茶をいただくことができるので、お土産探しにも、ゆっくり休憩するのにもおすすめ。量り売りの茶葉を5€から購入できる販売方法も、画期的で良いなと思いました。フィンランドに行かれるお茶好きの方は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
北欧の他の紅茶ブランドについて知りたい方はこちらの記事もどうぞ!
コメント