麻布台ヒルズにお店を構える日本茶専門店、「SABOE TOKYO」。
和菓子の名店「HIGASHIYA」をルーツに持ち、こだわりの国産原材料を使用した日本茶ブレンドやオリジナル茶器などを販売しています。店内では一部ブレンドの試飲ができる他、テイクアウトもOK。伝統を大切にしながら現代らしさも融合させた、新しい日本茶の世界を体験できます。
今回は、「SABOE TOKYO」を訪問し、こだわりの日本茶ブレンドをテイクアウトでいただいてきたので、その際の様子をレポートします!
SABOE TOKYOとは?

SABOE TOKYOは、2024年に東京・麻布台ヒルズにオープンした日本茶専門店。「茶を通して世界とつながり、茶の発展に貢献していく」をコンセプトに、魅力溢れる日本茶の世界を提案しています。
お店の源流にあるのは、2003年に誕生した人気和菓子店「HIGASHIYA」。和菓子と一緒にこだわりの日本茶を提供してきた経験から、日本茶に特化した「茶方會(SABOE)」ブランドが生まれました。
こだわりの国産原材料を使用したブレンドを中心に、産地別の厳選茶、美しいオリジナル茶器などを取り揃えています。
SABOEの店舗は、東京・麻布台ヒルズ店の他、博多、岡山にも展開しています。(※2025年7月調査時点。詳細・最新情報は公式サイトをご確認ください。)
SABOE TOKYO 店舗情報
(※2025年7月調査時点。詳細・最新情報は公式サイトをご確認ください。)
● 住所:東京都港区麻布台1-2-4 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ C 1F MAP
● 定休日 : 無休
● 営業時間 : 11:00 〜 20:00
● アクセス:【麻布台ヒルズ】東京メトロ日比谷線「神谷町駅」5番出口直結
【訪問レポ】SABOE TOKYOでオリジナルブレンドを堪能!
店内の様子

今回訪れたのは、麻布台ヒルズ ガーデンプラザ1Fの「SABOE TOKYO」。
麻布台ヒルズの一角にあり、高級感のあるおしゃれな店構えです。入るのに少し緊張してしまいますが、店員さんがとても親切に迎えてくださいます。店内は、お茶の世界の静寂を感じられるような、落ち着いた心地よい雰囲気です。
今回は2025年6月の平日、夕方頃に伺いましたが、日本や海外のお客さんが次々と来店していました。ただ、お客さんの流れはあまり重ならなかったので、混雑せずゆっくりと見ることができました。
オリジナルブレンド「T., Collection」

お店に入ってまず目に飛び込んでくるのが、壁際に美しくディスプレイされたオリジナルブレンド「T., Collection」。
年中取り扱いがある基本の10種類の他、季節限定、東京限定ブレンドなど全13種類(訪問時点)が販売されていました。見本用の茶葉も置いてあるので、茶葉を確認しながらお買い物ができます。基本の10種類のブレンドは、朝から晩までの時間の流れに沿って番号が振られ、「1.果」、「5.紅」、「8.香」というように、イメージにあった漢字一文字で名付けられています。ブレンドの詳細が知りたい方は、SABOE公式サイトでチェックしてみてくださいね。
商品タイプはリーフティーとティーバッグがあり、好みに合わせて選べます。
こだわりの国産原材料を使用
ブレンドの中身は、定番の煎茶や玉露、焙じ茶を使ったものから、日本産のプアール茶や烏龍茶、阿波晩茶などの地方茶を使った珍しいものまで様々。すべて日本各地のこだわりの原材料が使われています。異なる種類のお茶同士やハーブやフルーツなどが自由な発想でブレンドされていて、見ているだけでも楽しいラインナップです。
試飲もOK!

入店してすぐ左のカウンターには試飲コーナーも用意されています。試飲用カップにスプーンでお茶を入れて試飲ができるスタイルで、この日は5種類のオリジナルブレンドがお味見できました。
沢山の種類があると何にしようか迷ってしまうので、とても嬉しいサービスですよね。
サステナブルなオリジナルパッケージにも注目!

ブレンドティーのパッケージは、中国茶器である「蓋碗(がいわん)」がモチーフ。素材は紙素材(さとうきびや竹といった植物素材)で出来ていて、90日で土に還るサステナブル仕様です。
即席茶器としても使用できるので、茶器を持っていない方へのギフトにも安心して選べますね。
オリジナル茶器や和菓子も!

店内では、急須や様々な形のカップ、アフタヌーンティーのスタンドといった、様々な用途の美しい茶器も販売されていました。すべてオリジナル商品で、日本各地の職人さんに特注したものだそう。見ているだけで心が癒されるような、上質な茶器が揃います。お茶請けにぴったりなオリジナル和菓子も販売されていました。
ちなみにアフタヌーンティースタンドは、お店のルーツとなった和菓子店「HIGASHIYA」のアフタヌーンティーで使われているのと同じものだそうです。
【HIGASHIYA GINZA】和アフタヌーンティーの詳細を見る
オリジナルブレンドをテイクアウト!

店頭のカウンターでは、オリジナルブレンド全種をホットまたはアイスで注文できます。メニューには、定番のオリジナルブレンド10種類の他、季節のお茶や、人気の抹茶ラテもラインナップ。
店頭にはテーブル(椅子はなく、スタンド式)があり、そちらでお茶をいただけます。麻布台ヒルズには敷地内に休憩スポットが沢山用意されているので、そちらでテイクアウトしたドリンクをいただくのも素敵ですね。
注文したメニュー

今回は、数あるブレンドの中から「6.熟」をホットで注文(訪問時点で税込680円)。
注文を受けると、店員さんが目の前で丁寧にお茶を淹れてくださいます。急須代わりに使うのは、蓋碗風のオリジナル茶器。有田焼のカップ、新潟産の茶漉しなど、こだわりがつまった茶器にも注目です。(ちなみにアイスは、水出しで淹れたものを提供しているそうです。)
出来上がったお茶は、前述の紙素材で作られた蓋碗(がいわん)型カップで提供してくれます。飲み終わったテイクアウトカップは、もちろんお持ち帰りもOKです。
実飲レビュー
熟成番茶、普洱茶、いり番茶をブレンドした「6.熟」。いただいてみると、香りが香ばしく、どこか懐かしい、ほっとするような味わいです。すっきりしとした香味なので、食事中や食後にいただくのにも良さそう。この日はサービスで「新茶羹」も試食させていただきました。新茶に寒天を使った和菓子だそうで、上品な新茶の香りと寒天の食感がフレッシュで美味しくいただきました。
ご馳走様でした!
まとめ
今回は、麻布台ヒルズにある「SABOE TOKYO」を訪問した際の様子をご紹介しました。
オリジナルの日本茶ブレンドや、職人さんとつくったオリジナル茶器など、細部に至るまでこだわりが詰まったSABOE TOKYO。お茶を通じて日本各地に息づく文化が感じられ、お茶の世界がさらに豊かに広がるような、素敵なお店でした。
日本茶好きの方はもちろん、日本で作られる色々なお茶について知りたい方や、海外の方へのギフトを探している方にもおすすめのお店です!
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